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太宰治とは?
そんな質問を投げかけられた時の各個の反応がこちらである。
ある理想主義者は
「一言で言うと唐変木だ。遅刻はする、仕事はサボる、川を見つけるとすぐ入水しに行ってしまう。今まで彼奴にどれだけ理想を狂わされてきた事か…!だが、太宰はウチの頭脳の双璧の片方だ。やるべき時はキチンとやる。…いつもやって欲しいモノだがな!」と。
ある虎の子は
「恩人です!太宰さんが居なかったら僕、飢え死にしているところでした!仕事をサボりがちなのは否定出来ないんですけど、それでも、僕を含め太宰さんに救われた命は沢山あると思います。」と。
ある医者は
「妾の唯一の天敵だね。異能が効かない上にすぐ自殺しやがる。もう少しでいいから己を大切に出来ないものかねぇ」と。
ある世界一の名探偵は
「莫迦な奴だよ!色々とね。ヘラヘラしてるけどさ〜、僕に劣るとはいえ他に無い優れた頭脳や僕には無いその他のスキルは評価しよう!」と。
ある組織の首領は
「我が組織の元幹部だね。とても頭がキレる子でねぇ、彼の自殺癖には困らせられたモノだったが、彼の能力は手放すには些か優秀すぎた。彼には戻ってきて欲しいばかりだよ」と。
ある裏社会に轟いたコンビの片割れは
「あの青鯖だァ?彼奴は唯の自殺嗜好者だ。…だが、彼奴の計画の正確性は最早予言だった」と。
ある組織の五大幹部の1人は
「子供じゃよ私(わっち)にとってはずっとな。組織に居た頃は私(わっち)直属の拷問班が世話になっていたようじゃ」と。
ある組織の禍狗は
「僕(やつがれ)の師だ。必ず、彼の者に認めて貰うのだ…其為ならば僕(やつがれ)は何だって…!!」と。
だが、この中で1人、嘘を吐いている。それは…
「ふふッ」
誰か──?
コメント
3件
初コメ失礼します! 嘘!?えっえ、皆そんなふうには見えないけどなぁ、、、 その嘘って心の中で思っていることとは反対のことを言っているってこと? なら中也さんか? 続き楽しみにしています!
コメント宜しく