テラーノベル
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ある日、一人の男子高校生が起きた
「ファ~、朝か」
彼の名前は赤城 蘭。
彼はベットから降り、一階のリビングへ向かった。
すると、テーブルに作り置きと一つのメモが残されていた。
「ごめん今日帰り遅くなるから好きなもの作って食べといて」
母さんだ。
僕が小さい頃、父は母と喧嘩して出ていったっきり会っていない。最近は電話とかで話しているけど元気そうだ。
僕は作り置きされていた料理を食べ、学校に行く準備をした。
「あ、今日文化祭の準備じゃん」
僕は急いで支度し、家を飛び出すように出ていった。
通学路を走り、角を曲がった。
「もうすぐ学校に着く!」
その時だ。
車が猛スピードで走っている。
その車は、僕の方へ向かってきた。
「ぶつかる」
そう思った時にはもう遅かった。僕は車に撥ねられたのだ。
だんだんと意識が遠くなっていく。
人生はこれで終わりか、と思いながら目を瞑った。
気がつくと、自分のベットの上にいた。
僕は状況が理解できないまま、ベットから降りまた一階のリビングへ向かった。
すると、テーブルの上にさっきと同じ作り置きとメモが置いてあった。
「これは死に戻りしているんじゃないか?」
そう思った。
もしこれが本当なら、走って学校に行くのは危険だと思い、今回は歩いて学校に向かった。
「確かそこの角を曲がった所だったよな?」
そう思いながら角を曲がった。すると、さっき僕にぶつかった車と全く同じ車が事故を起こしていた。
僕は確信した。
「これは現実だ」
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