「 同じ 」
太「 グッドモーニング!!!!今日も良い 、自殺日和だねぇ!!!!!!」
何時も通りの挨拶をしたら 、何時も返ってくる筈の 返事が返って来なかった 。可笑しいと思い 、探偵社員の顔を見渡して見ると 、不安 怒り 恐怖 … 等の感情の籠った目付きで此方を見ていた 。
太「 なんだい?皆して 、そんな顔して!!」
敦「 だ 、だざいっ … さん …… ?嘘 、ですよね … ぇ ? ( 泣」
1番に話し掛けて来たのは 、不安 、恐怖の目をしながら話した敦君だった 。其の目で私の今の状況を察した 。
嗚呼 、そう云う事ね …… 。
国「 御前がポートマフィアに居た頃の経歴だ 。」
と 、嫌悪感を抱いた感情で次に話したのは国木田君だった 。
国「 …… 共謀殺人138件、恐喝312件、詐欺・その他625件 、、御前がやっていた事は 、立派な犯罪だ 。太宰 」
もっと上いってると思ってたけど 、余り言ってなかったねぇ …… 残念 。でも 、国木田君 。君には分からないと思うよ?どうして私がそんな事していたかなんて 。
国「 何の感情抱かんのか … !?貴様は 。罪悪感の1つも”っッ!!!!?」
国「 其の人の御氏族は 、殺されて!!どれだけ悲しかったっ!!!!!御前は …… っ!!!分からんのかッ!!!!?」
抱かない訳が無いでしょ?彼 …… 、織田作が 私の目の前で消えてしまった日何か … 、どれだけ 、どんなにっ … ッ 。悲しかったか 。安吾とも 、離れ … 。1人になって 、哀しくて 、虚しくて 、怒りが湧き出てきた … 。其の時に分かったんだよ 。殺した人の気持ちが分かった 。『嗚呼 、この人達もこんな気持ちを抱いてたりしてたんだな』って 、
太「 …………… 分からない?何も知らないのに 、良く言えるよ 。 」
国「 分からない訳が無いだろッ!!?逆に何故人を殺す事が出来る!?何故 、続けられる!?」
太「 … 一旦 、おち「 人殺し …… っッ! 」 」
其の 、小さな言葉が耳に入って来た 。何時振りだろうか … 。そんな 、怪訝も無い言葉を言われたのは …… 、
聞こえた方向を見ると 、谷崎君が怒りの顔をしながら 、此方を睨みつけていた
谷「 生命を”ッッ!!!!簡単に 、 殺した… っッ!!!!!? …………… っ巫山戯無いで下さいよッッ!!!!」
谷「 そんなの 、有っては成らない”ッッ!!!!」
国「 …… 太宰 。御前は 、ヒトとして どうなんだ?人を殺して 、楽しいか?」
ねぇ 、私に対して 、悪口や厭味 、色んな事を言っても良いけど …… 。今言うべきじゃない 。そんな事も 、分からないのか ?此奴らは 。
太「 分かったから 。もう 、その辺に … 国「 貴様は 、人の 小さな生命をも 尚 、弄ぶのか …… っッッ”!!!? 」 」
はぁ 、と小さな溜息を付いた後に
太「 ……………黙れ ……… 。」
ほんの僅かの殺気を出し 、皆を黙らせた 。私は 、少し国木田君達から 、目を離し乍 、話を続けた 。
太「 そう云うさ 、言葉は私だけが居る時にしてくれないかなぁ?鏡花ちゃんにまで 、巻き込むつもりかい … ? 」
私は言い終わると 、ゆっくりと鏡花ちゃんの居る方に躰を向けた 。彼女は 、目から涙を流し乍 、鏡「 わたっ 、私 、の せいっ … ッ 、で …… っッ 。ごめ” 、ごめんな” っ 、、御免 、なさ”い” … ッ。 ポロ ポロっ ( 泣」
と 、【御免なさい】をずっと、震えながら言い続けている 。其の状態に今更 、気付いたのか敦君は急いで 、鏡花ちゃんの背中を擦ろう手を伸ばしだがは 、其の手は鏡花ちゃんの手によって強く振り離せれた 。
鏡「 触らないでっッ … ッ!!!」
敦「 きょ 、う かちゃん … ? 」
敦君も鏡花ちゃんの行動に困惑と不安を隠しきれていなかった 。私は 、そっと優しく鏡花ちゃんの背中を擦って 、ゆっくりと話し掛けた
太「 大丈夫 。鏡花ちゃん 、1回落ち着こうか 。」
鏡花ちゃんは 、震え乍も 、無言で小さく頷いた 。
鏡花ちゃんが落ち着いて来た所で 、また私への悪の態度が始まった 。
敦「 太宰 、さん … 。鏡花ちゃんに何を 、何を吹き込んだんですかっ!!」
太「 私は 、何も吹き込んでいないよ?」
敦「 嘘は もう良いんですよ 。早く 、本当の事を教えて下さい 。」
其処には 、もう 、不安等の迷いは一切に無かった 。正直に言って 、皆が私の言う事を信じる気はまっさら無さそうだった 。
鏡「 違う 。私は 、この人に唆されてなんか 、無い 。自分の意思で 、私の 、意思で貴方達を拒絶したの 。」
敦君に 、皆に対して 、強く鏡花ちゃんは反論した 。睨みつける様に 。
敦「 そんな筈ない!!鏡花ちゃんは 、もうっ!!!」
鏡「 太宰さんが言われるなら 、私も言われた方が正しい 。私も 、太宰さんも …… 同じ境遇だから … っ 。」
敦「 違うっ!!鏡花ちゃんは 、」
鏡「 太宰さんは … っ、!!貴方達に批判されながらも … ッ!!!私が 、泣いて 、震えてっ 、後悔している事に 気が付いていた!!!だけど 、貴方達は … ?太宰さんに言われるまで 、ずっと!ずっと 、悪を叩いてた … ッッ!!!気付きも !見抜きもし無かった!!!」
鏡花ちゃんの良く通る声は 、今や珍しく大きな声を出して 、
敦「 光の世界に来た …… !!!!其れに!!人を殺した数も 、、!鏡花ちゃんの犯した35人の殺しとは差にならな … 」
鏡「 私が光の世界に 、探偵社に来たなら 。太宰さんだって 、同じ事 …… 。」
鏡「貴方達は … 、生命に価値や数字を付けて判断するの?差にならない … ?巫山戯た事言わないでっ … ッ!!!!?人間1人1人にも生命は有る って 。なのに 、、可笑し事 …… 言わないでよ 、、っ!」
鏡「 私はっッ … !!!!!小さい頃に 、両親を殺された … ッッ!!だけど 、敦が私を、見付けてくれた!太宰さんが手を貸してくれた!ヨコハマや探偵社が私の居場所になった!だからッ!!今の私が居るッ!!!!けど 、太宰さんは …… っ ? ( 泣 ポロ 」
鏡花ちゃんは躰を震わせ 、目からは 、また涙が出て来ていた 。さっきとは違い大きい涙を浮かべながら … 。ずっと 、私を庇おうとして 、反論をし続けていた 。
敦「 … 、ぁ ッ 、そ 、其れ … 、は 」
国「 鏡花 。2対1は流石に 、敦が不利だ 。」
私にも 、鏡花ちゃんにもその言葉は心に深く突き刺さった 。
鏡「 ……… 。」
鏡花ちゃんは無言で国木田君の方に歩み寄って行き 、抱き着いてしまうのかと云うくらいの距離で停止した 。と 、次の瞬間に 。
鏡花ちゃんの小さな 拳を壁に力強く殴り付けた 。其処からは 、紅くなっており 、血が滲み出ていた 。
鏡「 なんでっ!!?さっきまで 、あんなに黙り込んでいたのに!!!!!相手が不利になった途端に私達を悪役に振りつけるかのように話すの!!!!!?」
鏡「 私は35人でッ!この 、探偵社 。光の世界に行っていいのか躊躇った!!!けど 、太宰さんは 、独り 、孤独で … 誰にも頼れなくて …… っ !!!2年間も掛けて … ッ 。ずっと 、ずっと … 頑張っていた 、のに …… っ !!! ポロ 、ポロっ( 泣」
もう 、限界が近かったのに更に追い詰められた鏡花ちゃんの心はもう限界だったらしい 。強く 、強く国木田君や探偵社員を睨み付けていた 。鏡花ちゃんと初めて出会った …… あの時の瞳で 。何処か辛い所に突き刺してしまう程 鋭く … 。
私は 、そんな自分にも強く 、無理矢理言い聞かせている鏡花ちゃんに罪悪感 、罪意識が出てしまい 。名前を発してしまった
太「 ………………鏡花ちゃん ……… 。」
くるっ … と 、鏡花ちゃんは私の方に振り返り 、小さく 。
鏡「 御免なさい 。」
と呟かれた 。
はい 、嫌われ太宰さんを頑張って書いて見ました 。本当だと 、絶対に有り得ないですけどネ…
コメント
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いやぁぁぁっっっっっ!好きッ!