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◆ X「皆様、ご機嫌よう」
「……っ!」
こさめがすちの袖をつまんで震える。
なつは無意識にいるまの後ろに下がる。
すちは微笑んでいるように見えるが、
目だけは完全に警戒。
いるまは眉間に皺を寄せたまま無言。
◆ X「特別ゲームを開催いたします」
Xの声は丁寧で滑らか。
けれど温度がまったく無い。
「皆様の“興味深い反応”を
観察させていただくための、
とても簡易な催しでございますので、
どうぞ肩の力を抜いて
お楽しみくださいませ」
「楽しめるわけねぇだろ……」
いるまが低くつぶやく。
こさめは怯えた声で、
「……すっちー……帰りたい……」
と小さく漏らす。
すちはこさめの頭を撫でながら、
「大丈夫だよ、こさめちゃん。
俺がいるから」 と優しく言うが、
手の震えだけは隠せていない。
◆ X「まずは、ルールを
ご説明いたします」
背後の扉が開いて、
らんとみこと が入ってくる。
2人は自由な状態。
ただ――4人は勘違いする。
“らんとみことも、X側の司会者なのか?”
らんは冷静にXの隣に立ち、
何も感情を出さない。
みことは緊張で震えながら、
Xの方を見てぴくっと
肩を跳ねさせている。
Xは二人を軽く紹介するように言った。
◆ X「らん様、みこと様。
本日は司会補佐として
お越しいただきます」
こさめ「……え、らんくんたち……?」
なつ「なんでX側なんだよ……」
すちもいるまも沈黙したまま、
二人を睨む。
(※もちろん実際には違う。
らんみこも後で巻き込まれて戦う予定。)
らんは静かに目線を逸らした。
みことは怯えながらも、
「……ら、らんらん……こわい……」
と泣きそうに呟いていた。
✦ ◆ X「それでは、本題でございます」
スピーカーから流れる音が
一段階低くなり、
Xの声が部屋いっぱいに響く。
◆ ✦ 《ゲームルール》
● 1ラウンド 6分
● 全5ラウンド
● 延長ラウンドあり
● サドンデス方式
Xは淡々と続ける。
◆ X「どちらかが“果てられた”時点で
終了となります」
なつ「……は?」
こさめ「え……イ……? え、
や、やだ……っ……」
いるまは舌打ち。
すちは深呼吸してこさめの肩を抱く。
◆ X「プレイ中に――」
● 彼氏を押し退ける
● 相手の邪魔をする
● プレイから逃げる
これらはすべて “反則” とみなされます。
こさめ「え……逃げちゃダメ……?」
すち「うん、ダメみたいだね……」
なつは震えながらいるまの服の裾を掴む。
いるま「……落ち着け。
逃げなくていいようにしてやるから」
◆ X「反則は3回で“イキ確定”。
反則1回ごとにペナルティが
追加されますので、どうぞお楽しみに」
Xの声は穏やかだ。
けれど内容は完全に地獄。
◆ X「もし……どちらも果てなかった
場合は」
部屋の空気が一瞬、止まった。
✦ X「“イクまで終われない”
延長戦でございます」
「っ……! いや……やだ……すっちー……!」
「……いるま……無理だって…こんなの……」
すちは「大丈夫」と優しく抱き寄せる。
いるまは怒りを押し殺している。
◆ X「それでは皆様、どうぞ 6分間×5
ラウンドの地獄 をお楽しみくださいませ」
照明が落ち、
4人の前にそれぞれ専用のスペースが
ライトアップされる。
らんは何も言わず横に立ち、
みことは震えながら状況を見つめる。
Xの声がラストに響く。
◆ X「開始は……皆様の覚悟が
整いましたら」
足元には冷たい床、
上からXの声がゆっくり降りてくる。
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新連載です。‼️
下手なりに🔞描くの頑張りました。
最初にワンク置かなく申し訳ないです。
注意⚠️
📢×🍍🍵×🦈 中心
微」🌸×👑
です。
地雷さんブラウザバック!!
ゆったり投稿していきます。
いいね、コメント待っます…
コメント
2件
天才すぎます😢😢😢 楽しみにしてます♪
あああほんと今回の作品も天才的でしかも部屋から出られない系とかだいすきすぎる・・・( ĭ ⩊ ĭ )♥︎ 怖がる🦈さんを優しく接する🍵さん、不安な🍍さんと静かに怒ってる📢さん一致過ぎてだいすき◜. ̫.◝後からこっち側にくる🌸👑㌠もすき<3 沢山♥︎押しながらゆっくり楽しみに待ってる>ꇴ<!!