TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
シェアするシェアする
報告する

「千冬!!後ろ!!!」

ばんッッ。銃声が鳴り響いた。

彼の声のおかげで体を低くし、銃弾を避けることに成功した。

ーー千冬「はぁッ、はぁッ、はぁッ、」

後ろに視線を向けると今回のターゲット。ボスだ。

記憶の中の写真と完全に一致した。

ーーボス「よく分かったな。」

「だがもう終わりだ。」

ーー千冬「はっ、w」

「終わりなんて俺が作ってやるよ。ばーか。」

こちらも銃を彼に構えお互いの銃口がお互いに向けられた。

ーーボス「………お前らは、」

ーー千冬「東京卍會。壱番隊。」

「墓場によろしくな。」

ーーボス「その前にお前をあっちまで送ってやろう。」

緊張が漂う。もう決着は着いているというのに。

体が痛めているため、撃つことが出来ない。

銃を向けるも、撃つ力だないのだ。

俺の負けだ。もう確定している。

またもや絶体絶命?

先程はかわせたが、2度目なんてそうそうない。

ーー千冬「……ッ、、、」

手が震え始める。痛い。体が痛い。苦しい。

先程の戦いで、盾となった彼の体を貫いて俺の肋に当たった弾が今も体の中に残っている。

当たった肋も折れて、内蔵に刺さって動く度に激痛が走る。

とても戦える体ではない。

震えを見きったのかボスの口角がにやりと笑った。

ーー千冬「ッ、、泣」

もう終わりか。

バンッッ、

銃声が鳴り響き目を閉じる。



























ーーボス「ぐっ、くそっ!!」

ーー羽宮「千冬ッッ!!」

銃声は場地さんがボスに向けた音だった。

一虎くんが俺を抱え場地さんの元へはこんでくれた。

ーー千冬「う゛ッ、、ゴホッゴホッ、泣」

ーー羽宮「どうしたんだよその怪我、大丈夫か?」

ーー場地「千冬ッ、、ッ、、クソ、!!」

吐血しだした。これじゃまずい。

いや、そんなことはいい。今はターゲットを((

ーー場地「あ゛ー、、終わったか、?」

ーー羽宮「どうした?場地。」

ーー場地「…敵がせめてきやがった。」

ーー千冬・羽宮「へ?/は?」

どうやら、他の奴らも攻めてきたらしい。

ーーボス「ははっw終わりだな、」

「肩を撃ったって俺は死なねぇぞ、w」

ーー場地「っ、一旦引くぞ、これは無理だ、」

「およそ、、、」

ーー羽宮「100ってとこだな。」

ーー千冬「…100、、」

ーー羽宮「その後ろにもいる、、おそらく階段も、、」

ーー千冬「200、?」

ーー羽宮「かもしれねーな、笑」

3対200は無理がありすぎる。いや、違う。

2対200だ。俺はもう使えない。動くことでさえ限界だと言うのに。

ーー場地「引くぞ。」

ーー羽宮「あぁ。」

俺らが動き出そうとするとそれを察したのか敵が動き出した。

ーーボス「絶対に逃がすな!!!」

「袋叩きにしてしまえ。」

もうあの手しかない、きっと、もう無理だ。

ーー千冬「場地さん、一虎くん、聞いてください、」

ーー場地「なんだ。」

ーー千冬「俺の事は気にしず、2人で逃げてください。」

ーー場地・羽宮「は?」

ーー千冬「…俺はもうどの道使えない。足でまといです、」

「どの道死ぬなら、俺がおとりになります、」

「最後に役に立って死にた((」

ーー場地「冗談じゃねぇ。」

「なんでお前を置いていかなくちゃならないんだ。」

「3人で壱番隊だろうが!!」

ーー千冬「お願いです、、泣」

「もうそれしか方法はないんです、泣」

ーー場地「ふざけんのも大概にしろ!!千冬ぅ!!」

ーー千冬「……ッ、、もうそれしか、、泣」

「3人とも死んだら元も子もないでしょう!?泣」

声を縮めながら喋った。

ーー場地「ッッ、、んな事、できるかよ、」

ーー羽宮「確かに、3人とも死んだら元も子もない、」

「でも、1人死んだら3人意味ねぇじゃねぇかよ!!」

ーー千冬「……そうですね、、泣」

「他に方法を考えましょう、泣」

ーー羽宮「……どうする、」

ーー場地「俺は千冬をおぶってく。」

ーー千冬「えっ、そんな、」

ーー場地「だから一虎。お前はそれまでの道を開けてくれ。」

ーー羽宮「無茶だろ、そっちに行くまに殺されちまう。」

ーー場地「…なら、任務は任務だ。ボスを殺そう。」

ーー千冬「……」

ーー羽宮「俺らは他の護衛のやつらを殺る。」

「できるな?千冬。」

ーー千冬「はいっ、」

右で撃てないのなら、左で撃つしかない。でもそんな力が、出てくるのかどうかなんて、分からない。

ぶっつけ本番だ。この勝負かけてやろうじゃないか。

俺の運を試そうじゃないか。

ーー場地「やれ。」

その号令とともに動き出す。

俺はここからじゃないと撃てないが、その援助は一虎くんがやってくれる。

近くに来た奴らを撃つ。腕前は微妙だ。

外れるが、死ぬのは確実、申し訳ないが痛みもがくことになってしまう。

ーー羽宮「千冬、お前、、」

ーー千冬「ッ、、よそ見しないでください、泣」

ーー羽宮「人の感情なんて捨てろ、」

「こいつらも全員((」

ーー千冬「分かってます、すみません、泣」

「手を抜こうなんて考えてませんよ、泣」

「ただ、、脳幹に当たらない、、泣」

ーー羽宮「………はっ、w」

「お前、反社向いてねぇよw」

ーー千冬「知ってます、泣」









一 晩 中 銃 声 が 鳴 り 響 い た   。








『 煙 草 臭 い 』

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

153

コメント

9

ユーザー

ちぷ怪我は大丈夫かぁぁぁぁぁい!? 反社に向いてないのは当たり前だよな。すんげぇ可愛くて優しいもんな! ごrrrrrrrrrrrrrrrらぁぁぁぁあぁあ!ちぷ傷つけるやつは、スクラップだぜぇぇぇい!((

ユーザー

千冬ちゃん!!!!怪我大丈夫ぅん! 自分を囮にしようとしないでぇぇぇ!! 私が助けに行ってあげるわね♡

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚