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僕らの長く暑い夏
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8月2日
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今日は3人で海。やっぱり色々な学校の人も夏休みらしく、人が沢山居る。
そんな中景くんは特に目立っていた。
顔も良く元気でかわいく細身で。
男だって見惚れて目で追いかけていたり変な虫がよってそうになったり。勿論景くんが僕ら以外の他人になびく事はないと分かっていても心配なものは心配で晴くんと僕はずっと警戒をしている。
「…なぁ2人共ぉ……」
「何?水いる?」
「いる…ってそうじゃなくて…」
「暑い?日傘ならあるよ」
「あんがと…って違くて!!」
急に大きな声を上げた景くんに僕らはびっくりしてしまった。
「あの、俺も男だし…自分の身くらい自分で守れんだけど…」
「だって景、逆ナンされたら楽しいからってその他人達と話し出すことあるじゃん」
「それに例えば強いと言えど複数人に囲まれたら流石の景くんもどうしようも無いでしょ?」
「それはそうなんだけど、俺、そんな信用されてない…?」
「…それは……」
暑さもあるせいか、少し僕らの空気はギスギスとしてしまった。
心配だと言えど心配をし過ぎている、確かにそれは事実だ。それでも大好きなんだからしょうがないじゃんなんて、今この空気の中言える訳がない。
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「…晴くん」
「……ん…」
「…そんな落ち込まないでいいんだよ、晴くんが景くんの事大好きな事は伝わったんだし…」
「でも面倒くさがられてたんならその伝わった気持ちは意味無しじゃん…」
「そんな事は……僕、飲み物買ってくるね?景くんの事ここから見ててね…」
…晴くん、景くんにガツンと否定をされた事が少ないから落ち込んでたなぁ…でもやっぱり辛いよね……
僕も少し、心臓がチクチクして、辛い。
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「晴くんただいま、元気になった?」
「……まぁ」
「え、何かあったの?」
「…ん」
「……あぁ、景くんが上脱いだんだ…やっぱりちょっと細身なの可愛いよね」
「……折れそうだなぁ…」
「よく言ってるよね…腰掴む時毎回折りそうで怖いって…」
「ほんとに怖いんだよぉ……」
「…あれ…」
「え?…景どこ行った?」
「多分、あのチャラい人達の中に…」
「…藤士郎、行くよ」
「うん」
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「え〜、俺君全然行けるよ?可愛い顔してるしww」
「分かるわ〜、俺も君なら抱けるわww」
「なぁ着いてきてくんないの?てか連れが居るとかも嘘っしょww」
「あ、実は体もそういう服着てる説?ww」
「あの、ほんと、むりなんで…」
「またまたぁ、俺らこの辺じゃ結構モテんだよ?あ、もしかして君知らない?この5人結構名が知られてんだけどねwww」
「…………っ、いたっ…」
「おい、返事しろや、面白くねぇな」
「ぇ、ぁ……っ」
晴くんが勢いよく景くんの腕を握っていた男の手首を握る。
「……お兄さん達、こいつもう先客いてさ」
「そうなんですよね〜、彼、僕らのなんで」
「……ちっ、本当に連れいんのかよ、つまんねぇ」
「つかガチで男なのかよ、冷めたわ〜」
「…はる、とーじろぉ……」
「ごめん景、来るの遅れた…大丈夫?痛くない?」
「……おれも、ごめん…」
「ほら、お水飲んで?ちょっと休憩したら次は3人で遊ぼっか」
景くんは僕らが助け次第手を震わせながらハグをしてきた。やはり怖かったようで少し涙声になりながら沢山沢山謝ってくれた。
少し心配もあったけどこの後も3人で楽しく遊べたし良かったな。