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神崎side
ヒュッと喉が鳴る……。
確かに彼の事は俺は何も知らない……。
けどきっと彼は眼帯くんの親友ポジなんだろう……。
ここは嘘言っても通用しない、本当の事を話そう…。
神崎『…ッ、俺は神崎碧、この身体の子と一緒の同姓同名だ、だが生きた時代…というか……、なんと言えばいいんだろう。俺は俺が生きてた世界で死んだんだ、で、気付いたらこの世界の神崎碧に憑依した…、信じて貰えるとは思ってない。でもッ?「信じるよ」…え?』
?「だって碧はいつもヤンチャで煩いし、幼馴染の俺の腕を掴んで登校するのが日課だったし……何より口調も全然違う…。だから最初から変だなって思ったんだ…。」
神崎『そ、なのか……、何か…ごめん、俺みたいなオッサンが大事なヤツの身体に憑依しちまって……。』
?「…まぁなったものは仕方ないですよ、早いとこ戻る世界に戻った方がいいですよ?」
神崎『……あー、それなんだが……、俺死んだみたい。』
?「は?」
神崎『すみません。』
?「つまり、もしかすると俺の知ってる碧は今目の前に居る神崎さんの身体に憑依したかもであって……無くなった説があると……。」
神崎『あ、あくまで!あくまでの仮説!!俺だって好きでこの身体に憑依したわけじゃないッ!』
?「……もしその話が本当なら……俺は一生あなたを許せません。」
ひえぇ……。
?「でも、俺も少なからず試すのもアリだと思います、だから貴方が元の世界に帰れるかもしれない色んな事試してみましょ?」
神崎『あ、ありがとう!そ、そうだ。俺お前の名前知らねぇんだ…なんて呼んだらいい?』
?「は………、蘇枋って呼んでくれればいいですよ、俺は碧と呼びます、今後とも宜しくお願いします、碧さん。」
俺に話す蘇枋はどこか悲しげな顔をしたように見えた……。
この身体の神崎と…何かしらあったんだろうか…?