テラーノベル
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母「はい、ご飯」
キル「…ありがと、お母さん、笑」
電気が付いていないリビング。満月に照らされてうつるのは薄暗くて息苦しくなりそうな重い空気。
1人の男の子キルシュトルテはお母さんと二人暮しをしている。
お父さんはキルシュトルテ本人も分からない。
キル「…」
「うん、美味しいよお母さん」
母「あら、そう」
虐待とかそういうのはない。
だけど、”自分の子(キルシュトルテ)に対する愛が少なすぎる”
キル「ご馳走様でした。」
母「ん」
キルシュトルテを大切にしていない母は何しても気にしない。
だから、キルシュトルテは”犯罪”に手をだした。
キル「フゥー…、」
内容はニコチン。
キルシュトルテは10代。完全な犯罪者だ。
キル「…」
吸っている間にキルシュトルテはあることをやってみることにした。
キル「っ、さむ、…」
家出だ。
自分を無理してまでも殺してまでも愛されたい。
キル(何してんだろ、俺、笑)
「ぁ、…」
プッー!っと大きな音が鳴る方へ向けると光が沢山あった。
そこは自動車がよく通る場所。勿論大型もだ。
キルシュトルテは運転手には申し訳ないが轢かれて自殺しようと考えた。
キルシュトルテは無の脳内のまま足を踏み出した。光がある場所に。
キル「…」
キル「…、!?」
行こう(逝こう)としたら手がキルシュトルテの肩に乗ってきた。
大きい男性の手をしていた。
その本人の方へ振り向くと、男性がキルシュトルテを見ていた。
_「ねえ、君」
キル「は、はぃ…っ、」
キルシュトルテの声や身体が震えてしまう。
もしかしたら、私服警察で補導されるかもしれない。
と震えていたら男の人が「ふふっ」と笑い、口を開いた。
_「俺ん家来る?」
キル「ぇ、」
キルシュトルテが驚きながらも迷っているといきなり男性が腕を掴んできた。
_「なにかあったんでしょ?」
キル「…!」
自分の悩みを知ってくれてそうな優しい顔をしていた男性にキルシュトルテは警戒しながらも薄々うなづいた。
先程腕を掴んでいた手を離し、一緒に男性の家に行った。
コメント
2件
ほんとに文書くの上手すぎます!!!続きが楽しみです‼️