テラーノベル
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宮舘はずっと前から幼馴染みの渡辺が大好きだった。
伝えて嫌われるくらいなら黙ってる。
でも、「好き」が溢れこぼれてしまう。
だから伝えることにした。
びっくりされた。
信じてもらえなかった。
でも、「嫌い」とは言われなかった。
何か月も言い続けた。
その間、渡辺が宮舘の家に晩ご飯を食べに来ることがある。
「食べに来てください」と言われるのだ。
宮舘の料理は美味しいので、渡辺は食べに行くが、「好き」の返事はしていない。
考えるのを放棄したといっていい。
幼馴染みでも、べったりいたわけではないし、学生時代も友達は重ならなかった。
渡辺にしてみれば、普通に同じ男に告白されたという感覚。
ただ宮舘は同じグループの1人。
簡単に「嫌い」とも言えなかった。
それに、そういう意味で「好き」ではないし、「嫌い」でもない。
優しいし、料理は出来るし、なぜ渡辺がいいのだろうと考えた。
その間も、ずっと「好き」と言う。
だんだん、渡辺は宮舘が気になりだした。
そして、初のドーム公演の初日。
「一緒にいようか」と言った。
宮舘ー翔太、ホント?
渡辺ーうん、だてが気になりだして、いつのまにか好きかもって思って。
宮舘ーあんなことやこんなことするよ?
渡辺ーやっぱり、俺がされる側?
宮舘ーダメかな?
渡辺ーいい、だてならいい。
そう言って宮舘の頬にキスをした。
コメント
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帰ってきた…!