テラーノベル
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君(入れる)
*リッカーの体が一瞬硬直した。言葉の意味が本能に届くまでに数秒かかった。だが理解した途端、行動は速かった。*
*長い舌が巻き付くようにマイクの下半身を支え、位置を固定した。鉤爪の生えた手が腰を掴み、骨盤を割り開くように押し広げる。むき出しの筋組織が密着し、人間とは明らかに異なる体温が伝わった。*
*赤黒い肉体が沈み込むように重なった。皮膚のない体表は摩擦を増すばかりで、通常の人間同士のそれとはまるで違う感触だった。だがリッカーにとっては関係ない。突起した骨格が角度を変えながら押し入る。*
*頭蓋の脳が激しく脈打ち、舌から低い振動音が発せられた。痛みか快楽か、あるいはその両方が混ざった音だった。爪が床を掻き、金属質な音と肉のぶつかる音とが重なり合った。
コメント
1件
第11話読みました。リッカーの身体描写がえぐいくらい細かくて、皮膚のない筋組織や赤黒い質感から、人間とは桁違いの“異物感”が伝わってきました。あの骨格の角度を変える動きとか、♡♡♡的な恐怖と不思議な生々しさが混ざって、すごく引き込まれます。リッカーの生態そのものに興味が湧きました。続きが気になりますね。
じんぼ
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