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匿名
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普段クソガキムーブかましてる人が若干の自我を持って泣いてるのは非常にくるものがあります。語彙力皆無ですみません。
この作品はほんのりgk×ty要素ありますが、ほぼそういう描写はありません。健全な作品です。そう見えるなーくらいです。つまりいつもの咎人。
結構人を選ぶ内容です。tyが女々しい。
ここから先は伏字がありません。地雷の方は読まないことを推奨します。
ご本人様方の目に届くような晒し行為等は全て止めて頂けると幸いです。
!!!!結構人を選ぶ内容です!!!!
(大事な内容なので2回言いました)
伏見ガクが、にじさんじを辞める。
そう報告されたのはついさっきの事だった。神妙な顔のスタッフに会議室に通され、沈黙の中発せられた言葉。
「…は?」
「すみません、我々もどう伝えればいいのかと考えていt」
「違いますよ、そうじゃない。伏見ガクが?何て言いました?」
落ち着け、焦るな。剣持刀也はこれで声を荒らげるような奴じゃない。
必死で冷静さを取り戻そうとする。
本当は、スタッフに掴みかかって抗議してやりたい。そんなのおかしい、間違ってる、冗談にも限度があると。
しかし今回のスタッフの表情や態度で、ドッキリではないと安易に分かってしまった。これ以上聞いても何も意味がないと、悟ってしまった。
「…伏見ガクさんが、にじさんじを辞めると先程仰られました。」
「っ…!」
おかしい、おかしい、おかしい!!
彼は誰よりもにじさんじを好いていた!おはガクだって何年も欠かしていなかったし、交友関係も狭くはなかった!なのにどうして…!
「り、ゆうとかは、聞いてないんですか?」
冷静さを繕って聞く。
あぁ、今の僕はどんな顔をしているのだろう。
「“配信が出来ない”…らしいです。」
「…え、」
配信が出来ない?
「病気とかでですか、それとも何か別の…」
「疲れたそうです。別の事をしていきたいと話してみえました。」
疲れた。彼が、配信を?
同じ年数配信活動をしているが、そんな事彼の口から一度も聞いたことがない。そもそもネガティブな言葉をあまり彼は使わなかったのだ。そう思っていたということか、彼が。 気が付かなかった。だってずっと、笑顔でいたから。
伏見ガクとは一番長く隣にいたという自負があるからこそ、より混乱を引き起こす。
今は何て言えばいい?納得すればいい?怒ればいい?悲しめばいい?どれが冷静に見えるのか分からない。キャパオーバーで涙が滲んでくる。あぁくそ、泣くんじゃねぇバカ!
「…そ、です、か。」
何とか話を切り上げたくて発したのは掠れた声で、微かだが震えていた。自分でも分かる。
何か言いたげだったスタッフは、すぐ普通の顔に戻り、一言何か僕に話して席を立った。
もうコラボもできない。咎人として一緒にやってきたつもりだったのに、何も知らなかった。確かに僕は高校生で、相手は大学生だ。相談も何も年下に話すことなんてないと思うが、今はそれが何よりもショックだった。
バンッ!!
勢いよく会議室の扉が開き、出てきたのはさっきのスタッフたちとROF-MAOのメンバー。そして、伏見ガク。
「ドッキリ大成功ー!!」
ハツラツとした声で伏見が看板を掲げた。
“ドッキリ大成功”
…なんだ、ROF-MAOの企画だったのか。それならもっと大袈裟にリアクションすればよかった。結構ガチな反応しちゃった。今何てコメントすればいいんだろ。
そう考えつつ口を開こうとした時だ。
「と、刀也さん!?」
「え?」
がっくんが焦ったような声で僕の名前を呼んだ。ROF-MAOメンバーも目を丸くして僕を見ている。
「ご、ごめんなさいそんなに驚かれるとは思ってなくて…!」
あぁそうか、僕泣いてんだな。
自覚したら途端に悲しくなったのか、大粒の涙を流す。伏見は慌てふためき、加賀美はやれやれと伏見を哀れみの目で見、不破は暖かい目で咎人を見、甲斐田はもはや焦りすぎて目が泳ぎまくっている。
「…の、と…」
「え?」
「辞めるのかと思った。」
涙を拭いながら、そう言った。
「いなくならないで。 一人にしないで、置いていかないで。」
拭っても拭っても溢れ出てくる涙を流しながら、必死にそう懇願する。
大人びた立ち居振る舞いと知識で忘れそうになるが、彼はまだ高校生だ。ずっと仲良くしてくれていた伏見がいなくなると聞いて、どれだけ悲しかっただろう。どれだけ寂しかっただろう。
時折見せる子どもらしいところが、彼の魅力でもある。それが今だ。 年相応に泣いて、いなくならないでと頼むその姿は、紛れもなく高校生。
まさかここまでダメージを追うとは微塵も思っていなかった伏見は、大いに反省した。
「…うん、ごめんねとやさん。」
そう言って剣持の頭を撫でた。もうこんなドッキリはしないでおこう、と心の底から誓った。
・・・・・
「…ところで、これ誰の企画なんですか?」
涙も無事止まり、冷静になってきた剣持はそう尋ねる。
ROF-MAOの面々はなんの迷いもなく伏見を指さした。
「企画発案、実行に至るまで全て彼です。」
「我々何もしていません。」
「ぶっちゃけ心配はしてました…。」
口々にバラした。剣持がギロリと元凶を睨む。その元凶、伏見はというと冷や汗を大量にかきながら明日の方向を向いている。
「い、いや…ちょっとドッキリしたいなー…って…でもボツ企画になったs」
「じゃあ今度はハッピートリガーで同じことやります?」
「勘弁してください!!!!!」
本当にこれは二度とやりたくない!!
伏見の心からの叫びだった。
「ちなみに着いてきた貴方がたも同罪ですから。」
「「「え???」」」