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・ritt(💡×🤝)です

・🐝🤣さんも出てきます

・💡さんと🐝🤣さん幼馴染設定

・割と🤝さん🐝🤣さんと一緒にいるし色々言ってるけど友達としてです

・学パロ

・///表現






















tt side




騒がしい朝の教室で、静かに座って一点を見つめている俺。

その目線の先には今、ライくんがいる。



mn「おはよーテツ、!」


tt「…」


mn「…どこ見て……って、そんなんじゃ好きバレするで?」


tt「えっ。!?あ、?!マナくん、!!??」



突如視界外から声をかけられ、思いの外びっくりする。

どうやら友達のマナくんらしい。



mn「そーそー。みんなのアイドル緋八さんやで〜?」


tt「マナくんかっこい〜!推し~~!」


mn「この世界級激イケ最強アイドルがテツのために降臨してあげたよ〜」


tt「ぁ、なんかそれはちょっと…」


mn「なんでやねん!!」


mn「はぁ……で、テツまたライ見よったやろ。」


tt「へ、ぁ…い、いやぁ……?///」


mn「えー顔真っ赤じゃん、!」


tt「あは…//」


mn「もー、いい加減告ったら?何年片想いなん」


tt「さ…3年くらい…?」


mn「残念、4年やで。」



そう、俺はライくんに恋をしている。

マナくんにはとっくのとうに話していて、こうして時々背中を押してくれる。

まぁそれでも動かない鋼の意志を俺が持っているせいで一歩も進展はないけど。



tt「だ、だってぇぇ………!!」


mn「だーかーらー……」


ri「何話してんの?」


tt「ぴゃッッッ!!??///」


mn「わぁ、ライ。」



俺たちがほのぼのと話しているところへ刺客が来た。

思いもよらぬ事態にびっくりして肩を震わす。



ri「テツ驚すぎじゃない?wなんか聞かれたくない話でも話してた?」


tt「いいい、いいやぁぁ??」


mn「動揺が。」


ri「なんかごめん…w」


mn「まあまあ、ライ。どうせ係の仕事やってないんやろ?」


ri「あ。やっば、ありがとう行ってくるー!」


tt「………びっっっっくりしたぁぁ~~~~~…………」


mn「驚き方が背後にきゅうり置かれた猫のそれやった。ちょーおもろい」


tt「うるさいなぁ…!!!!!」


mn「…ね、テツ。おまじない、かけてあげようか?」


tt「おまじない~…?そんな子供騙しな…」


mn「うん、子供騙しやで?でもテツ、ずーっと悩んでるもんやから、少しは気が楽になるかなって」



マナくんはいつもの笑顔で私に語りかけてくる。

実際、ライくんは自分なんて眼中にないなんて思ってちょっと鬱気味だった。


少しは楽になるんじゃないかって、そんなマナくんの気遣いに黙って頷く。

マナくんは分かった、と一言言って淡々とおまじないについて教えてくれた。



mn「まずいくつか種類があってな…?やんわり教えるわ。」


tt「えぇ、?はい…」


mn「まぁ全部恋成就のおまじないやで。もちろん思いが強けりゃ力も倍増…なんてな。」


tt「よくある設定」


mn「ふふ…でもテツ、これやった後驚くと思うで?なんてったって世界級アイドルさんが直々におまじないしてあげるんやから!」


tt「さっきから自己肯定感たっっかいね」



マナくんが俺の手を取る。

そこに大きめの付箋を手に貼られてこに指で何かを書いている。

次に俺の筆箱からペンを一本取って、波線を一本……S、だろうか。



mn「これは、テツに勇気が出るおまじない。テツ、髪型とか変えてみ?いい事あるよ」


tt「うん、…分かった、?」



髪型を変える…とは、具体的にどんなことなのだろうか。

オシャレ番長呼びたい(((

髪結ぶとかヘアピン付けるとかでも良いかな?



mn「あと…そやな、これはちょっと効果出るまでに時間かかるんやけど~…」


tt「ふはっ、wくすぐったい、」



マナくんは付箋の貼られていない手の甲側にひたすら横向きの直線を書いている。

10回くらい書いてようやく満足したのかパッと手を離した。



mn「よし、じゃあこれでしばらく待っとき!以上!」


tt「あ、ぁはい!ありがとうマナくん、!!」



マナくんはおまじないをかけ終わると颯爽とどこかへ消えてしまった。

俺は何か、さっきマナくんに書かれた手と付箋に少し期待して見つめるばかりだった。













ということで、次の日。

朝早くに珍しく起きて、髪を三つ編みしてヘアピンで留めて来た。

とっっっっても大変だったんだからね!!??



mn「あぁーー!?テツお前最高か!!!??えアイドルなろ!」


tt「あははwありがとうマナくん、アイドルはやめておくよ^^」



教室に入るなりなんなりマナくんがものすごいスピードでこっちに来た。

そしたらマナくんが褒めながら髪を触ってくる。



mn「え、待って待って、テツこれここもうちょい引っ張り出して緩くしてさぁ…」


tt「うん、?」


mn「うわーーうちの子可愛い!!」


tt「あら、あなたの娘可愛い?」


mn「世界一!」


ri「あれテツ今日髪型違う?似合ってるじゃん。」


mn「!!!ライおはようそしてアディオス!!!」


tt「えぇ!!?!??マナくん!?」



マナくんはライくんが来た瞬間ウインクして光の速さで廊下を駆けて行った。

すっご、前髪一個も動いてなかった。

女性アイドルの前髪並みだった、強靭すぎる。



ri「w…相変わらずよく分かんないなぁ」


tt「ぅ、うん…」


ri「そーいえばテツ今日なんで三つ編みしてるの?」


tt「え、ぁ…き、気分、?//」


ri「へぇ、良いじゃん似合ってるよ!」



そうニコッと微笑んでくれる。


太陽みたいで、俺なんかとは釣り合わない。眩しすぎる。

でもそんな太陽だからこそ、惚れちゃって抜け出せない。



mb「ライ〜!」


ri「ん?あ、ごめんテツ、呼ばれちゃった。」


tt「良いよ、!行ってらっしゃい!」


ri「!うん」



彼がどこかへ向かう背中をぼーっと眺めていた。








マナくんはそこから毎日ずーーーっと俺の手のひらにひたすら線をかいている。



mn「テツは世界一だよ本当。俺マジでお前らのオタクやから。舐めるなよこの緋八さんを。」


tt「ぺろぺろ。ぁ、マナくんはミントみたいな味がするねぇ」


mn「そっちの舐めるちゃう舐めるなぁッ!!」



放課後、俺とマナくんだけの教室では、マナくんがひたすらに俺を褒めちぎっている。

なんでって聞いたら、自信を持たせたいって。

どうして今なのだろう。



mn「………あ゛、俺今日買い出し頼まれてるんやった…」


tt「え。」


mn「やばい母さんがまた苦労してまう俺のせいで!!」


tt「やーい親不孝者めー、早く買い出し行けー」


mn「ごめんテツ!!バイバイ!?」


tt「うん。…ありがとうマナくん!またね!」


mn「!おう!」



生憎ここからじゃ廊下は見えないけど、マナくんが全力ダッシュしている足音が聞こえる。

つくづくお笑い芸人じゃなくて陸上選手とかになれば良いのにとか思ってしまった。


なんて考えていた矢先、マナくんが閉めたドアが音を出してまた開く。



ri「あ、テツじゃん!」


tt「……え、ぁ…?!ら、ららら…ライくん!?」


ri「毎回テツ驚きすぎじゃない?w」


tt「いや……だってさぁ…!汗」


ri「あははw、」


tt「そういえばライくんはなんでここに?」


ri「んー……俺今、マナに色々言われててさぁ…言うとおりにしてるんだよね。ちょっと癪だけど。」


tt「?マナくん?」


ri「そー、!」


ri「そんなことよりテツ、なんで最近オシャレしてるの?」


tt「ぇ、あ…気、気分…?」


ri「気分なの?本当に???」


tt「気分だよ、!本当に…!!」


ri「ふーん、…誰のため?」



ライくんは鋭いような目つきになってこっちを見てくる。

な、何誰のためって…気分って答えたのに……



tt「だ、誰のため…?えっと、自分の…ため、?」



好きな人を落としたい自分のため……うん、

間違ってはいないはずなのでそう答える。



ri「そっか、誰か好きな人でも出来たのかと思っちゃったよ!」


tt「ングッ…!?ごほっ、ごほッ…」



唐突な大正解が気管にクリーンヒットしてむせる。



ri「え、何図星?」


tt「いやいやぁ⤴︎!?///」


ri「分かりやす。……誰。……誰のためのオシャレ、?」


tt「え、。」



眉を下げて気のせいかわからないけど、少し悲しそうな顔で聞いてくる。



ri「…それ、俺のためじゃない…、?」


tt「え、ぁ…エト…??///」



お、俺のため……?トハ……???ン???(思考停止)



ri「…マナにさぁ、なんかやられたんだよね。俺が全然動かないから、おまじない~って。」


tt「おまじない…あ、…」


ri「なんとなく、マナのこと信じて言うとおりにしてたら、テツがどんどん可愛くなっちゃってモテ始めちゃうんだもん。俺今結構焦ってんの。」


tt「それ…は、あの……つまり///」


ri「テツ、好きだよ。ずーっと前から。多分テツが俺を好きになるより前から。ずっと。」


tt「ぁ、あわわわわわ……///」


ri「あれ、なんかテツ頭から湯気出て……」


バタッ (倒


ri「って、テツぅ!!??!」















次に目が覚めたのは、知らない場所。

ふかふかなベッドの上で、、黄緑を基調とした部屋。

隅には大事そうに置かれているギター。



tt「…………えどこここ。誘拐?」



黄緑の明るさが彼にピッタリで。


………え、そういえば俺ライくんの告白の途中でぶっ倒れたんじゃなかったっけ。

そこから記憶ないけど。



ri「あ、テツ起きた?」


tt「っあ、ライくん…ここは、」


ri「ごめん、学校の最終下校時刻過ぎたから家まで運んだんだけど…」



なんて言いながら俺の座っているベッドの横に腰かけてくる。


いやてか

うわああああマジか俺ライくんにここまで運ばせたんだ?!

起きろよ俺えぇッ絶対重かった、!!!



tt「うわぁマジかごめんライくん!!??」


ri「wwwいいよいいよ。告白の答え聞きたいし。」



そう言って真っ赤になる俺をお構いなしに、

答えを聞きたいって…答えをまだ言っていないのに、




ライくんは























俺にキスをした。










ri「もう、答えは分かってるけどね、?///w」













この作品はいかがでしたか?

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コメント

8

ユーザー

あぁ、あぁ…😭好きです…😭あえて最後まで書かない所ほんと粋ですね…😭感謝

ユーザー

はぁっ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…(白目) しぬっ…かわいいっ…しぬぅっぅっ…

ユーザー

甘々だぁぁ‼

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