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#学園
大正
5,306
その日の夕方。
ひろむから、ごうきにLINEが来た。
ひろむ「ごうき」
ごうき「なに?」
ひろむ「結って子」
ごうき「うん」
ひろむ「LINE繋げてもいいよ」
ごうきは少し驚いた。
ごうき「いいの?」
ひろむ「うん」
「応援来てくれたし」
ごうきは少し笑った。
ひろむらしい。
そういう優しいところが昔から変わらない。
でも――
少しだけ複雑だった。
自分は結のことをずっと見てきた。
結がひろむを好きなことも知っている。
それなのに、今からひろむと結が近づいていくかもしれない。
そんな未来を想像してしまった。
数分後。
結のスマホが震える。
ごうきからだった。
ごうき「結」
結「ん?」
ごうき「ひろむがLINE繋げていいって」
結は画面を見て固まった。
結「え」
ごうき「連絡先送る」
画面に表示される名前。
「ひろむ」
結の心臓が大きく跳ねた。
ずっと憧れていた先輩。
その人と話せる。
その夜。
結は勇気を出してメッセージを送った。
結「追加しました。結です」
少しして、
既読がついた。
ひろむ「追加ありがとう」
「ひろむです」
短い文章。
でも結には十分だった。
まだ知らない。
この「名前だけ知っている関係」が、
少しずつ変わっていくことを。
そして――
ごうきもまだ知らなかった。
応援するつもりだったこの恋が、
自分の気持ちを苦しくしていくことを。
コメント
1件
わああ第5話…!❤️🔥 ひろむが「応援来てくれたし」ってLINE繋げるの許してくれたの、優しすぎるしごうきの「複雑な気持ち」がもう切なすぎる〜😭💔 結が「ひろむ」の名前見て心臓跳ねるシーン、めっちゃわかる…!短い返信でも「十分だった」っていう気持ち、青春の片思いそのものだよ…。 最後の「応援するつもりだった恋が、自分の気持ちを苦しくしていく」って一文、衝撃走った…!次が待ちきれないよ〜!!🌸