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#中学校
ゆあくん
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校門をくぐる。天野雫(あまのしずく)高等学校。女はこの学校に来るのは初めてだったが噂やクチコミは耳にしている。特徴的な生徒が集まる変な学校、偏差値は特に高すぎず、低すぎず、何故か先生の離職率が高いという。流石の女も怖がらずにはいられないが、行かない訳にもいかないため、渋々重い足取りで歩いていく。生徒達の元気そうな声があちらこちらから聞こえて睡眠不足の女の頭には痛いほど響く。女が担当するクラスは1年A組、この学校はそれほど大きい学校でもなく、この1年生はこの1クラスのみになっている。計30名のこのクラスをまとめられるのか女は心配で頭がいっぱいだった。
「おっはよー、今日も憂鬱そうな顔してんねー」
「…お前が来たからだ…」
新入生の中にも、顔見知りがいる者も存在しているようだ。
女は教室の前まで来た。教室からはざわめきが聞こえており、新しいクラス、新しい出会いを楽しみにしている生徒達の上擦った声が女にプレッシャーを与えた。
(この雰囲気…喋りにくいことこの上ないな……)
女が躊躇していると、朝どこかで見たような顔が猛スピードで突っ込んできた。
「1年A組ってここで合ってますか!?」
突然喋りかけてきた。無論ここは1年A組前であり、この教室は1年A組なのだが、既視感のある顔に女は驚き、言葉を失ってしまう。急いでいた女は返事がないことを疑問に思い、こちらに注目する。すると、
「あっ!!!!あの時の!!!!!
ここの先生だったんですか!?
すごい偶然ですね!!!!!!」
捲し立てるように喋りかけてきた。女はその勢いに押されながらゆっくりと小さく声を出す。
「…そうです。ここが1年A組です…。
あと、朝はすみませんでした…。」
おそらく質問からして、ここの生徒であろう。生徒に対しての初めての会話が謝罪なことになり女は情けなく感じる。
「いや、朝のは私が悪かったですから、謝る必要なんてないですよ!
あと、教室教えてくれてありがとうございます!!」
女は思いっきり教室の扉を開け、「おはよー」と大きな声で発生して入っていく。初めての人達との対面でここまで親しい距離感で関わっていけることに驚きだ。
「…私も…行くか…」
女は勇気を出して、1歩踏み出し、教室の扉を開けた。教室は30人全員が着席しており、個性豊かな者たちがいる。校則があまいということもあり、髪色、装飾品などを派手に飾る者たちが多いのだ。その全員が私の存在に目を一斉にやる。緊張で腹が痛くなる。それでも私はなんとか黒板の前に立ち、黒板に私の名前を書く。無駄に丁寧に書いているせいで、スピードが遅い。書き終わると女は生徒達へ向きを切り替え自分が出せる限りいちばん大きい声で
「私の名前は百瀬千里です…!!
これから1年間よろしくお願いします…!!」
と発声した。
コメント
1件
え〜〜第2話も良すぎた!!😭💕 先生(百瀬千里)の緊張と不安がひしひし伝わってきて、朝の出会いから教室入るまでの心の動きがリアルすぎた…! あの元気な生徒との再会でちょっと心ほぐれた感じとか、最後の「よろしくお願いします」にグッときたよ!! 続きめっちゃ気になる〜!はんださん、今日も素敵なエピソードありがとです🌸✨