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あぁ、比べられっ子比べられっ子とっくに知ってるよ、あの子より劣ってるの言われなくても分かってるよ、
私は、姉の癖に劣等生なんだから
「姉ちゃーん、いい加減学校行ったら?」
ドア越しに聞こえる少し高い声
「…」
私は、不登校中の中学生
弟はまだ小学生だから、声が高い
なのに、私よりも賢いし、運動神経も良い
だから、よく比べられた
その度
比べないで、いや、比べんな!わたしをほっといて
とずっとずっと何度も思った
どれだけ努力をしても、弟には勝てない、
私には弟と違って才能がないから、
勉学も、運動も、芸術すらも平均的にはできるのに、弟には到底追い付かない
弟はすべてがそれ以上にできてしまうから、
いつも、左側に弟が居て、左側が痛むから
困るのよ、
でも、所詮右側に居ても右側が痛むだけだから
最初はなんとなく差を感じて
生きていたのに背伸びしていた
それだけだった
だけど、平均的だからこそ気付いてきた
ABCDEFG
どの選択肢を選ぼうと、
失敗の方が多くって、
あれ、?怪我しちゃった、
そんなことがあって、もう確信しちゃったんだ
私は、劣等生だったんだって、
痛い痛いの飛んでけって、
思っても意味ないこと頭によぎって
学校や未来のことなど、いろんなことがよぎって、もう、いやになってくる
なんてこと思ってると、下して、
いつの間にか泣き出して、
そして何度も比べられて、似てない、って言われる度に思ったことかわからないが、
トドメ刺されたらどれだけ楽なんだろ、?
捨てられたいな、と何度も何度もよぎる
あははっ、語彙力もそこ落ち
やっぱ、ダメだね、
好きなものが嫌いなもの認定されて、
嫌いなものが好きになるような世界だもんね、
そりゃ、むりだ
あぁ、比べられっ子比べられっ子とっくに知ってるよ、
ずうっと大切にしてた人形だってばかにされて、
大切にしてきたものはすべてばかにされて、
だから、わかったよ
大切なものは馬鹿にされる運命なんだって、
だから、大切なものを大切だって主張することも反論することも
だからもう、、諦めたよ
もう諦めた
もうなにする価値もないんだから、
どうしたって無駄なんだから、
「姉ちゃーん、ドアを開けてよー!」
「あぁ、鬱陶しい、」
、なんでいつもくるんだろ
同情のつもりかな、
ムカつく、
「私をほっといて!」
「…今日は、撤退するね、でも、諦めないからね!?」
はぁ、なんで、そんなにこだわろうとするんだ、
うざいのに、
だけど、夢に出てくるの可笑しいよな、w