テラーノベル
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さすがに、満足したのか、疲れていたのか?
ゆっくり休んだ亮。
『良かった。』と、ホッとする舞。
今日は、日曜日
ゆっくり過ごしたいなぁ〜と思う舞。
「おはよう〜起きたの?」と隣りで亮が囁く
「おはよう!まだ眠い〜」と、亮に抱きつく
『舞〜♡』
「だよな、瞬が夜も起きてたもんな〜」
「う…ん…」
「ん?もう寝た?」
『可愛いなぁ〜』
「今日は、俺が家事するから大丈夫だよ」と、小声で言う。
『でも、もう少しこのまま、このまま…』
と、抱きつかれたまま、ニコニコしながら、舞の頭を撫でる亮。
愛おしくて仕方ない。
『昨日も最高だった♡』と思い出して、ニヤけてしまう。
『苦手なのに、頑張ってくれたんだよな、俺の為に…ありがとうな〜』
瞬が生まれて、2人だけの生活じゃなくなったから、
少し寂しかった亮。
でも、昨日からまた、我が家に帰って来て、
新しく3人の生活が始まった。
『これからは、父としても頑張らないと!』
と、意気込む亮。
まだ眠ってる舞をそーっと離し、亮は、キッチンへと向かう。
慣れた手つきで朝食を作る。
ゆっくり眠りたいだろうから、ブランチになるかもしれない。ご飯を炊いて、しっかり食べよう。
お味噌汁を作る
実家から貰ってきた食材を使う。
「買い物に行かないとなぁ〜」
茄子のお味噌汁、出汁巻き玉子、鯵のみりん干し焼き、ウインナー、漬物、海苔、納豆
母に貰った切り干し大根煮も…
「これでイイかなぁ〜」
『まだ、寝てるかなぁ〜』と寝室へ戻る
2人とも、ぐっすり眠ってる
『瞬もよく寝てくれて助かるなぁ』
『舞、可愛い〜』と、また隣りに行って、
頭を撫でる
「あ!」目を開けた
「ごめん、起こした?」
ぎゅーっと抱きしめられる
『か、可愛い〜♡』
ダメだ、メロメロだ〜
「もうちょっと…」そう言ったまま、目を閉じる
「うん」
『ゆっくり休んでていいよ』と、ずっと眺めていられると思う亮。
「あっ!あー!ほへぇ〜〜」と、瞬が起きた。
と、同時に舞もサッと起きて、
寝ぼけながらも、「おっぱいね〜」と、言って素早く抱っこして瞬に飲ませる。
『さすがだなぁ〜ママは、一瞬で子どもの泣き声に反応して起きて、授乳する。』
さっきから、亮が舞の頭を撫でてても、
全然、起きなかったのに…赤ちゃんの泣き声には瞬時に反応する。
素晴らしい!と思った。
寝ぼけながら、与えてる舞
『可愛い〜』
ジーっと見つめる亮
しばらくして、ようやく亮と目が会った舞
「ふふ」
「ふふ、ずっと見てたの?」
「イヤ〜さすが!ママって、すごいなぁ〜と思って…」
「そう?」
「うん。眠くても、我が子の声には、すぐに反応してるから、感心して見てたよ。」
「そうなんだ。もう瞬くんの泣き声がインプットされてるから、すぐにカラダが反応するの」
「イヤ〜すごいわ。俺、夜中なら気づかずに寝てることもあるもんなあ。ごめんな1人で…」
「ううん、授乳だけはパパには、出来ないからね。
粉ミルクになったら、助かるけどね〜」
「そうだよな、オムツ交換するのは、挑戦してみるよ。」
「うん、頑張って!パパ」
「飲ませたら、ゲップさせてから、オムツお願いね」
「うん、やってみる!頑張る!」
そう言って、ゲップさせてから、オムツを替えてくれた。
「良かった〜うんちしてなかったから、出来たよ。」
「ふふ、ありがとう〜次は、うんちも挑戦してみてね」
「う、うん…やってみるよ。」
ちょっと、不安な亮。
「じゃあ、ご飯食べようか…」と、3人でリビングへ
「えー!すご〜い。亮が作ってくれたの?」
「うん。切り干し大根だけ昨日、実家でもらった。」
「すごいね〜ありがとう〜さすがだね。」
「では、いただきます!」
「いただきま〜す。
う〜ん、美味しい〜なかなか出汁巻き卵をこんなに上手に焼ける人は、居ないよね。亮、最高〜!
えー?私、要る?」
「要るに決まってるじゃん!何言ってるんだよ!」
「あ、そうね、良かった。要らないって言われなくて…」
「当たり前じゃん!もう〜舞〜」
「ごめんね〜ふふ、亮、大好き〜」
「ふふ〜俺も〜」
『うわ〜つい、大好きって言っちゃったよ〜
再会した時には、絶対、言えなかったことだわ。
素直になる!って、すごく良いことだなぁ〜』
『最近、舞も素直に大好き!とか言ってくれるなぁ〜
やっぱり、嬉しいなぁ〜最初は、好きという感情すら、もう忘れたって言われてたもんな。
ホントに嬉しいよ、舞!』
「う〜ん、美味しいね〜」
「良かった。」
「あー毎日作って欲しいぐらいだわ。」
「出来る時は、作るよ。」
「ホント?あ〜すごく嬉しいけど、亮は、大事なお仕事があるから、そういうわけには…やっぱり、外で働いてもらって、私が頑張るよ。」
「じゃあ、無理しないで、しんどい時は、言ってよね。」
「うん、ありがとう。頼りにしてます。ふふ」
『頼られるって、嬉しいなぁ〜』
『優しい旦那様で幸せ』
お互いに思い合う2人だ。
コメント
2件
ずっと読んでいられます✨ 亮くんの舞ちゃんに対する一途な想いを読んでてきゅんきゅんです💕