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貴方を信じて救いたい
エピソード4
ーtt視点ー
y「このこと、秘密にして?」
どうなっているんだ
確かにyaは普通クラスだったはず
特別クラスではなかった
じゃあなんで?
…隠していた?
その可能性はあり得る
“奇病持ち”そのレッテルを貼られるぐらいなら、隠し通した方がマシなのではないか
そう考えたのだろう
あるいは、親とのなんらかの事情があるか
辛かっただろう
奇病持ち、そうバレた時の周りの反応、周りからの一気に豹変した目つき、すべてが怖くて仕方がない
バレないよういつもなんとか隠していたのだ
本人がどれだけ周りに怯えて生きて来たのかは言うまでもない
y「俺さ、奇病持ちなんだ…」
y「奇病持ちって、周りからの態度が一変するだろ?だから、親からも隠し通すように言われて来たんだよ」
口元が震えている
奇病持ち、そう告白するのにも勇気がいる
無理しないでほしい
大切な友達だから
t「ya、
y「わかってるよ。どうせお前も見捨てるんだろ、みんなそうだったよ、俺に近づくやつはみんな離れてった、きっとお前だってそうするんだ」
ーya視点ー
ya母「ya、貴方は奇病持ちということを周りの人に言ってはだめよ」
y「なんで?」
ya「周りの人たちは危険なの、貴方を虐める人がたぁーくさんいるのよ」
幼かった頃の俺に母はそう教えた
今考えれば、母の言うことは正しかった
でも当時のおれには母の言葉の意味があまりわからなかった
だから、あんな目に遭ったんだ
mb「ねぇ、君もみんなで鬼ごっこしない?」
y「え、いいの?…でも、お母さんが他の子と遊んじゃダメって…」
mb2「いーじゃんいーじゃん、早く遊ぼうよ」
初めて遊びに誘われた
両親以外と遊ぶのも初めてだった
初めてだらけで、俺は浮かれてしまっていた
mb「みんなー!連れて来たよ!」
mb2「早く鬼ごっこしよう」
そっからはみんなで鬼ごっこをした
その日以降、毎日みんなと遊ぶようになった
食事も、睡眠も、遊びも、いつも母親に決められて来た俺は、これ以上に楽しいことはない
そう思っていた
mb「ねぇ、ya君って奇病持ちなの?」
y「……え?
mb2「俺たち、他の子達が話してたんだけど、聞いちゃったんだよ」
mb2「奇病持ちの子達と一緒にいたら、自分にも移っちゃうって、」
mb「それに、yaくんのyaくんのお母さんとの会話でね、ya君は奇病持ちって言ってたの」
y「で、でも僕は
mb「私たち、移りたくない」
mb2「もう関わらないで」
y「え?なんでよ!どうしてそんなこと言うの、ねぇ、どこにいくの?おいてかないでよ!」
泣いて泣いて泣いて目が溶けるほど泣いてた
あの日からはもう外に出る気がなかった
楽しくて楽しくて仕方がなかった日常が、自分が奇病持ち、それだけのことで崩れてしまった
植物の根が一本一本ちぎられているような
そんな気がした
それからの周りの対応はみんな一緒
興味本位で俺に近づいて、勝手に離れていく
もう疲れた
結局離れていくぐらいならそもそも近づいてくんなよ
ーtt視点ー
だんだんyaの目に涙が溜まっている
そうだよな
本当はそんなこと言いたくない
言ってしまえば俺に軽蔑されてしまう
でも、本当の気持ちを吐き出したい
自分は何がしたいのか、わからなくなるよな
俺だってそうなる
ギュッ(優しく抱きつく)
t「大丈夫。怖いよな、周りの目を意識して生きていかなきゃならないなんて辛いよな、苦しいよな。」
y「…俺、もうどうしたらいいか分かんないよ、」
(yaが強く抱き返す)
t「最初はみんな怖い、これからゆっくりでもいいから、心開いてくれや」
y「tt、ごめんね、」
t「ううん、全然気にしてないよ」
y「怪我、大丈夫?」
t「え?あー全然大丈夫!そのうち治るやろ」
ーjp視点ー
jp「…」
ttは誰かとすぐ仲良くなれるんだ
まるで俺と正反対
ttはきっとこれからもみんなと仲良くしていけるんだろう
jp「嫌だな…」
初めて会った時、その瞳に全てを奪われた
奇病持ちの俺をttは、軽蔑も、愚痴の一つもしなかった
そんなことで、と思うかもしれないけど、
ほんとに嬉しかったんだ
初めてだったんだ
いつも明るいttに俺の全てを奪われた
ttを見かけるたびに鼓動が上がる
体が熱くなる
これほどまでに恋に落ちたことはなかった
それなのに、ttはみんなと仲良くする
ttが優しいのは俺だけじゃない
それが気に食わない
俺だけのttになってほしい
俺だけをみてほしい
そう思っていた
放課後
t「お!jp!偶然やな」
jp「…」
グイッ(腕を引っ張る
t「うぇ!?ちょ、どこ行くん?」
ガララ(空き教室のドアを閉める
t「はぁ、ちょっと、jp、足早くn
ちゅ
t「ん!?ひょっとjpなにひて」
ぐちゅっくちゅっぐちっ
t「ん//jp、息、できな//」
ttが俺のものになってくれないなら
無理矢理にでも俺のものにしてやる
yaがこころを開いた!
名 ya
性 ♂
病【睡眠的ストレス障害】
周りへの警戒心が強ければ強いほど、病は発動する
ストレスが溜まるとだんだんと眠くなってしまう
病が発動すればするほど体力も奪われる
体力を回復するため、眠っている時、蜘蛛の糸で近づいたものの体力を吸う
お疲れ様でしたー
次回r18になるかなぁと思ってますね
そういう系求めてない方まじでごめんなさい
自分が書きたくなってしまいました
ということで
❤️1000で続き書きます
それでは!