12月24日
※seungmin side※
寒いな。
朝方、首元から冷気が入り、目が覚める。
少し寝返りを打ち、時計をチラッと見ると朝の5時。
起きるにはまだ早い。でも完全に目が冴えて、ここから寝つけそうにない。
別にやることも無いし、スマホを開く。
LINEのアイコンにはたくさんの通知マークがついていた。
こうやって溜めるの辞めたいんだよな。
普通に相手に迷惑だし。まぁ、あいつらだし別にいいか。
流石に消費しようと、LINEを開く。
溜まってるなぁと思いながらスクロールしていると、気になる一件の通知があった。
リノだ。
そういえば最近連絡先を交換したんだ。
3:27 流石にまだ寝てるよね、?
なんでこの時間に?
深く考えずに返信をした。
5:04 寒くて今起きちゃったㅎ
で、どうしたの??
それだけ送って、SNSのリール動画を見ようとした。
でも一個の動画を見終わらないうちに、リノから返信がきた。
5:05 いや、なんとなく?ㅎ
5:05 3時に送ってくるなんて、
また全然寝れてないんじゃない?
5:06 最近は少し寝れてたんだけどね。
また寝れなくなってきちゃった。
5:07 そっか、辛かったら言うんだよ
体がしんどかったら学校も
休んだ方が楽だと思うし。
5:07 うん。ありがとう(^^)
でも、スンミナが一緒に
居てくれるから頑張って行くよ!
しかも今日は木曜日だから、
あと一日行けば、休みでしょ?
5:08 ㅎㅎそうだね、ㅎ本当に無理
だけはしないでよ?
5:08 分かってますㅎ
また寝れなくなっちゃったのか。心配だな。
それとは裏腹に、僕の瞼が勝手に下がってきて
二度寝に入ろうとしていた。
まだ時間はあるし、もう少し寝よう。
頭はスッキリしている。目を開けると同時に、心臓が焦ったようにギュンとなり、飛び起きる。
今何時だ??
終わった…。完全に寝過ごした。
3時間前の自分をぶん殴りたくなる。
でもそんなことはしていられない。急いで電車の時刻表を調べる。
走れば間に合う。
急いで身支度をして、慌ただしく玄関を出た。
冬の低い気温のときに走ると喉が痛くなる。
今もすごく痛いけど、止まったら終わる。
目指していた時刻の電車には間に合い、電車内で一息つく。
辺りを見渡すと、同じ学校の生徒たちが、イヤホンをして、スマホをいじっている。
同じ時刻の電車に乗っている生徒を見ると安心する。遅刻はないな。
学校についた。遅刻まであと15分。
本当に危なかった。
すれ違う友達に、え、今来たの?とか今日遅かったんだな。と言われた。
寝過ごすことくらい誰だってあるだろ。
教室に入ると女子たちが集まって、 クリスマスイブの事で 騒いでいた。
彼氏へのプレゼントだとか、プレゼント交換しようだとか、僕には全く関係のない内容だった。
昼休み。いつものようにリノと、お昼を食べている。
すると、リノが突然俯いて考えているようだった。
S:どうした?
L:ス、スンミナってさ、、彼女とか居るの、?
S:ふぇっ、?
まさかの質問に気の抜けた声が出た。
L:ぁっ、いや、中学校からそのまま付き合ってる人も結構いるし、スンミナもそうなのかなって、
S:いや、特にいないけど…、
L:そうなの、。
S:そういうリノはいるんじゃないの?ㅎ
L:え、僕ぅ?いるわけ無いじゃんㅎ
S:えぇ!?こんなに可愛くて顔が整ってて性格がいいのに!?
L:ちょっとやめてよㅎㅎ
〜家〜
明日はクリスマスかぁ…。
まあ特に予定もないし、家でまったり過ごそう。
そう自分の中で予定を立てながら、ココアを飲む。
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