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コメント
8件
CMのことまで考えてくれるとか最高
おいおいおい再現のところの〇〇ちゃんかわよぉぉい💕 リクエストぉ!〇〇ちゃんがみせすのグッズをたくさん買って荷物が届いた時には家にミセスしかいなくてそれをこっそり見っちゃって沢山買ってるのをバレちゃうのがみたぁい!なんかうち語彙力ないねwwww
リクエスト!!!! 〇〇ちゃんがストーカーされてる話見たい!!!
その日は、ほんとに何でもない夜だった。
リビングのソファで、もととひろが並んでスマホ見てて、りょかは床に座ってキーボードをいじってる。
〇〇はキッチンでお茶を入れて、いつも通り、ちょっと距離のある位置にいた。
……はず、だった。
「……ねえ」
小さな声。
3人とも、一瞬で顔を上げる。
「なに?」
「どした?」
「〇〇?」
〇〇は少し迷うみたいに視線を泳がせて、それから、信じられないことをした。
もとの隣に、ちょこんって座った。
——空気が止まる。
もと、フリーズ。
ひろ、瞬き止まる。
りょか、ドを押さえたまま固まる。
〇〇は何事もない顔で、もとの服の袖をつまむ。
「……ちょっと、くっついててもいい?」
その瞬間。
「……は????」
もとが素で声裏返す。
ひろは無言で立ち上がって〇〇の額に手を当てる。
「……熱ないよね?」
「ない」
りょかも慌てて近づいてきて、目を細める。
「頭痛い?」
「ない」
「だるい?」
「ない」
3人同時に顔を見合わせる。
「……じゃあ、なんで?」
〇〇は少し照れたみたいに目を伏せて、もとの肩にこてんって寄りかかる。
「……たまには、甘えたくなっただけ」
——3人、完全ノックアウト。
もとはしばらく無言で固まったあと、ゆっくり息を吐いて、〇〇の肩をそっと抱く。
「……それ、心臓に悪いからやめて?」
「やめないけど」
ひろは口元を手で覆って、必死に冷静装ってるけど耳が真っ赤。
「〇〇が自分から来るとか……今日は記念日?」
「違う」
「じゃあ夢?」
「現実」
りょかは一歩遅れて、静かに〇〇の反対側に座る。
「……ねえ、ほんとにいいの?」
「なにが?」
「こんなに甘えられると、離したくなくなるけど」
〇〇が少しだけ笑って、今度はりょかの服の裾をつまむ。
「……それでもいい」
——アウト。
もとが「無理……」って小さく呟いて、〇〇をぎゅっと抱きしめる。
「熱出てる時より破壊力あるんだけど」
「自覚して?」ってひろが言いながら、〇〇の頭を撫でる。
りょかは何も言わず、そっと〇〇の背中に手を回す。
〇〇はそのまま、3人に囲まれて動かなくなる。
「……重い?」
「重くない」
「むしろ足りない」
「一生このままでいい」
〇〇が小さく息を吸って、安心したみたいに目を閉じる。
「……たまには、こういう日もあっていいでしょ」
もとが髪に顔うずめて、低い声で言う。
「……その“たまに”が来たら、俺ら全力で受け止めるから」
ひろは静かに微笑んで、
りょかは小さく「可愛すぎ」って呟いた。
熱なんてない。
でも、3人の方がどう考えても重症だった。
———
———
ソファの上。
〇〇はもとに抱きしめられたまま、ひろに頭を撫でられて、りょかの腕に背中を預けてた。
完全に包囲。
しばらく静かだったのに、〇〇がふいに、もとの服をぎゅっと掴む。
「……ねえ」
「ん?」
もとが低い声で返す。
〇〇は顔を上げて、じっともとを見る。
「……もうちょい、強くてもいいよ」
——もと、思考停止。
「……え?」
ひろが一瞬、撫でる手止める。
りょかは目を見開く。
もとが恐る恐る、腕に力を入れると、〇〇は満足そうに小さく息を吐いた。
「……落ち着く」
その一言で、3人の理性が一段階削れる。
「〇〇さ……」
ひろが苦笑いしながら言う。
「それ、無自覚で言ってるの?」
「うん?」
「……いや、なんでもない」
〇〇は首をかしげて、それから今度はひろのほうを見て、何の迷いもなく手を伸ばす。
ひろの袖を、くい。
「ひろも、もっと近く来れば?」
——ひろ、完全アウト。
「……はい近づきます」
即答。
りょかは小さく笑ってるけど、目は全然笑ってない。
「ねえ〇〇」
「なに?」
「今日ほんとに元気だよね?」
「元気だよ?」
〇〇はそう言いながら、今度はりょかの指に触れる。
「……手、あったかい」
それだけ。
それだけなのに。
りょかが小さく息を吸って、〇〇の手を包む。
「……離したくなくなるって言ったよね、さっき」
「うん」
〇〇は何も考えてなさそうな顔で、当たり前みたいに言う。
「じゃあ、離さなくていいよ」
——沈黙。
次の瞬間。
もとが〇〇を抱いたまま、ソファに深く沈み込む。
「……ごめん、もう我慢しない」
「?」
ひろは〇〇の額に自分の額を軽く当てて、声を落とす。
「熱ないのにこんなこと言われるとさ」
「……ずるいんだよ」
りょかは〇〇の背中を優しく撫でながら、静かに囁く。
「自覚ない〇〇が一番可愛いって、知ってた?」
〇〇は少し考えてから、小さく笑う。
「……知らない」
「今知った?」
「うん」
そして、とどめ。
〇〇は3人の胸元に顔をうずめて、ぽつり。
「……ねえ、今日はこのまま一緒にいよ」
完全KO。
もとが低く笑って、ひろが観念したように息を吐いて、りょかがそっと〇〇の髪にキスする。
「……追撃やめてって言いたいけど」
「無理だね」
「むしろ続けてほしい」
〇〇は安心しきった顔で目を閉じる。
自分がどれだけ3人を振り回してるか、
——ぜんぜん知らないまま。
———
———
朝。
カーテン越しの光が、ゆっくり部屋を明るくしていく。
目覚ましは鳴ってないのに、〇〇が先に目を覚ました。
「……ん……」
寝返りを打とうとして、気づく。
——動けない。
右に、もと。
左に、ひろ。
背中側に、りょか。
ぴったり、囲まれてる。
「……え……?」
小さく声を出すと、もとの腕がきゅっと動く。
「……おはよ」
まだ眠そうな声。
ひろも目を開けて、ふわっと笑う。
「起きた?」
りょかは目を閉じたまま、ぼそっと。
「……逃げようとした?」
「ち、違う……」
〇〇は状況を理解しきれないまま、きょろきょろする。
「……なんで、みんな一緒に寝てるの?」
——3人、無言で目を合わせる。
もとが一番最初に口を開く。
「……覚えてない?」
「なにを?」
ひろが苦笑い。
「昨日の夜」
「〇〇、めちゃくちゃ甘えてきた」
「……は?」
りょかが目を開けて、静かに言う。
「熱もないのに」
〇〇は一瞬フリーズして、それから顔が一気に赤くなる。
「……覚えてないよ……」
その言い方が、
昨日とまったく同じで。
もとが小さく笑う。
「……ねえ、それさ」
「?」
「昨日も同じこと言ってた」
「うそ……」
ひろが、〇〇の髪をそっと撫でる。
「じゃあさ」
「……なに……」
「思い出させてあげる」
「え?」
もとは体を起こして、〇〇に向かって腕を広げる。
「昨日の再現ね」
「再現……?」
「〇〇、こうやって」
「自分から来た」
戸惑いながらも、〇〇は少しだけ近づく。
でも、遠慮がち。
もとが首を振る。
「違う」
「……?」
「もっと迷いなく」
ひろが静かに言う。
「昨日の〇〇、考えてなかった」
「安心して、預けてきた」
〇〇は一瞬迷ってから、
もとの胸に、すとんって体重を預ける。
「……あ」
その瞬間、空気が変わる。
もとが低い声で。
「……そう、それ」
りょかが昨日と同じように、〇〇の背中に腕を回す。
「ここ」
「……あったか……」
無意識に出た言葉に、ひろが目を細める。
「今のも言った」
「え……」
ひろは、昨日と同じ動きで、〇〇の髪をゆっくり撫でる。
「で、〇〇」
「……?」
「俺の服、こうやって掴んで」
そう言われる前に、
〇〇はもう、ひろの袖をきゅっと掴んでた。
——沈黙。
もとがくすっと笑う。
「はい、再現完璧」
「……え……?」
りょかが〇〇の耳元で、小さく。
「『離さなくていいよ』って」
「昨日、言ったんだよ」
〇〇の顔が真っ赤になる。
「……言ってない……」
「言った」
「しかも、優しい声で」
「……やだ……」
そう言いながら、
〇〇はさらに体を預けてしまう。
もとが腕に力を込める。
「覚えてないって言う割に」
ひろが微笑む。
「体は全部、覚えてる」
りょかが静かに締める。
「ねえ〇〇」
「……なに……」
「今日も再現、続ける?」
〇〇はしばらく黙ってから、
小さく、でも正直に言う。
「……覚えてないけど」
「……安心する」
その一言で、3人はもう完全に決めた。
今日は、
〇〇が思い出すまで——
いや、思い出しても。
離す気なんて、最初からなかった。
———
長かったよね!お疲れ!
なぜこんなに長くなったのかと言うと、CM!ね!?一回一回出てくるじゃん?あれだるくね?このお話は3つに区切ろうと思ったらけどCMだるいし可哀想だなと思って詰め込んだ!ごめん!
リクエストじゃんじゃん受け付けてるよ〜!