テラーノベル
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#5 接近
もえはるかに、再び話しかけてきた。
「ねぇ、放課後、少しだけ話せない?…いつもふたりでいたところで」
るかは戸惑いながらも、体が勝手にうなずいてしまった。
校舎裏の静かな場所。昔、二人で練習していた場所。
「るか、変わったようで……やっぱり変わってないね」
「そう……かな?」
私は静かに完璧に計算された笑みを浮かべる
沈黙。
「ねぇ、また一緒に歌おうよ」
その言葉に、るかの心がざわつく。
「……もう、無理だよ。私は、完璧じゃないといけないのッ…、」
もえは、優しく笑った。
「じゃあ、その仮面、少しだけ外してみてよ」
涙がこぼれそうだった。
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琥珀に投稿待ってるって言われたらもうそりゃ投稿しちゃいました꒰ᐢ⸝⸝⸝⸝ᐢ꒱💞
コメント
2件
本当に っ… 文章の書き方が天才すぎる っ… !!