「「なっ!?」」
あっアルファスさんとはもっちゃった!!っじゃない!!なんで!?今の話のどこで俺に興味持ったの!?
「どうしたの?ユカちょうだいよー。ねっ?」
「なっなんでそうなるんですか!?」
アルファスさんは、ギルドマスターに俺を渡すまいと俺を取り上げた。
対するギルドマスターは、あっと少し残念そうにした。
「なんでって育てようとおもってね。」
「そっ育てよう!?」
「うん。まだ子供でしょ?多分年齢知んないけど、成人って15からだったよね?」
「まぁたしかにそうですけど……。」
少しアルファスさんは、落ち着いたみたいだ。ていうか俺重くない?2人して軽々ともちあげてるけど。
あれ?ギルドマスター?今なんて言いました?15で成人?俺成人してね?俺17だもんな?2人して勘違いしてる?えっちょっとショック…。
「えっと、俺成人してますよ?」
「「えっ?」」
今度は、アルファスさんとギルドマスターがはもる。
なんで?そんなに俺今幼く見える?
「いやいや、嘘だよね。うん、流石に、10歳くらいなのに15って。」
ギルドマスターが自分に納得させるように言う。マジで酷くない?アルファスさんも頷かないで!?つーか、俺10歳くらいに見えてんの?で誤解されて15……。ショックだわー。これは、訂正しないとな。
「17です。」
「え?何が?」
「年齢です。」
「えっ?嘘でしょ?ねぇアルファス?」
「いいえ、本当みたいです。ギルドマスター、目が本気です。」
目が本気?なにいってんの?アルファスさん?
「え〜。でも、アルファスが言うならそうなのかー。合法ショタってやつ?」
いや納得しとる!?てか、合法ショタ!?何言ってんの!?
「ですね。」
合法ショタに納得しないでー!!
「コホン!とにかく、成人していると言うことなので引き取る話は、なかったことに。」
「え〜?でも、立派な影か暗殺者になれるよー?どう?魅力的な誘いじゃない?」
あっ暗殺者?なんて話だ!魅力的すぎる!
「あっ暗殺者……。」
「そうだよー?暗殺者になりたいでしょー?影の支配者。体格的に育てばいいと思ってたけど、成人してるなら話はべつだよねー。」
「育てるって、暗殺者か影にって話だったんですか?でもダメです。ユカは、我が家に来るって約束したんです。ギルドマスターがここまで言うのも珍しいですが、我が家からの通いでも十分な話です。」
「むぅー。まぁいいか。ユカなら、明日からきてねー。」
なんか、暗殺者ってワードに誘惑されてたら、話が決まってた。異論はないけど。
「分かりました。」
「ユカ、報告終わったし帰ろう。」
「はい。」
「また明日ねー。」
そうこうして、アルファスさんと一緒に酒場から出て家に向かう。
「着いたぞ。ミルカンも待ってるし早く入ろう。」
「はい。なかなか大きいですね。」
「あぁ、買う時にでかい家を選んだからな。」
なるほどでかいわけだ。
ガチャッと扉が開く。
ミルカンってどんな人なのかな?いい人だったらいいけど。そう思いながら、家に入る。