テラーノベル
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ルイ豪です!
放課後の誰もいない教室。
「……あー、終わったぁ!」
豪恩寺は大きく伸びをして、隣で静かに本を閉じたルイを見た。
「お疲れ様、豪恩寺。これで明日の小テストは大丈夫そうだね」
「サンキュー、ルイ。お前がいなきゃマジで詰んでたんだぜ」
へへ、と笑う豪恩寺。そんな彼を、ルイはじっと見つめる。
「……ん?、俺の顔に何か付いてるか?」
「……今日が何の日か、覚えてる?」
ルイの問いに、豪恩寺は首を傾げた。
「…あ! もしかして新発売のゲームの……」
「違うよ。僕たちが付き合って、ちょうど1ヶ月」
「げっ……!」
豪恩寺の顔が真っ赤になる。
「…えーと……ごめん! 俺、プレゼントとか何も用意してねー……」
申し訳なさに頭を下げようとする豪恩寺。
だが、その言葉はルイの細い指先によって遮られた。ルイは音もなく距離を詰めると、豪恩寺の耳元に唇を寄せる。
「いいよ。その代わり……」
熱を含んだ低い声。
「今日は、僕のわがまま、全部聞いてくれるよね?」
ルイが顔を離すと、そこにはいつもの冷静な顔ではなく、どこか挑発的で、それでいて熱っぽく潤んだ瞳があった。
「え、あ……おう。俺にできることなら、何でも……」
「……後悔しないでね」
そう言うなり、ルイは豪恩寺のシャツの裾をぎゅっと握りしめた。
「まずは、ここで。……目、閉じて」
「えっ、ここで!? 誰か来たら……んっ…」
反論は、1ヶ月前よりも少しだけ深いキスで塞がれた。
いつもより強引なルイの体温に、豪恩寺は心臓が壊れそうなほど跳ねるのを感じていた。
コメント
5件
すごい!!ほんとに書くの上手くて尊敬します😭✨
凄いですよ!こんな少しホワイト系BLでありながらのルイ豪はめっちゃ好きです!