テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
59
注意⚠️
・ケーキバースです
(わからない人は調べてから見てください)
・かなりグロい
・ヤンデレ・流血などの描写あり
・しにます
・なんでもありな方向け
これでもいいよって人だけ見てください
れっつご
それは、ある日突然やってきた。
黒井にもらった飴を口に入れた時。
「あれ⋯」
「味がしない⋯?」
最初は気のせいかと思った。きっとちょっとした風邪だと思ってた。
だけど本当に味がしない。
何を食べても味がしないからまともに食事を取れていない。
サプリばっかり。
もうあれから3週間。
もう少しで一ヶ月が経つ。流石におかしい。
そしてもう一つ、おかしい事がある。
黒井が凄い美味しそうに見える。
美味しそうって本来の意味で。
さすがにヤバい。
体育の授業中とか、汗がジュースみたいに見えてくる。
他にも見てるだけで『指ってどんな味するんだろう、、、』とか、『このへん美味しそうだな〜』とか考えてしまう。
とにかく食べたくなる。
何故かこれが黒井限定っていうのもまた⋯。
何なんだこれ⋯
何をしていても時は過ぎていく。
放課後になった。
「ひかるー!帰るべ!」
俺がこんなに苦しんでいても黒井は毎日一緒に帰ろうとしてくる。
ちょうど今日で4週間。
本当に苦しい。
サプリばっかで何も食べれてないっていうのもあるけど、黒井が美味しそうに見えて、食べたくなるのを我慢するのもかなり辛い。
「なんかひかる最近元気ないよね、、、」
帰り道。急に言われたからびっくりした。
「え?」
「なんかあった?」
「いや⋯」
「⋯」
「ほら無いって断言できてないじゃん!!」
「どーしたの?」
「俺に協力できる事なら何でもやるよ!」
ブチッ。
もう我慢できない。
俺の中の何かが切れた音がした。
「⋯え!?ちょ、ひかるどした!?ぅわッ!?」
「何でもするって言ったもんな?」
俺は黒井の頰の辺りを舐めた。
「⋯え!?」
普通は汗のしょっぱい味がするんだろうけど、何故かジュース⋯?とかみたいな。ジュースの中でもオレンジとかフルーツじゃなくて、キャラメルとかみたいなすっごい濃くて甘い味。
ずっと味を感じていなかったのもあり、その甘さは身体に刺さる様に染みていく。
「⋯甘い」
「え?」
「黒井の汗、むっちゃ甘い。」
「え⋯?」
何だか、今になって眼から水が流れてきた。
涙だ。
急に俺は何をしてしまったんだ、とかこれまで我慢してた分の悲しさとか悔しさとか、とにかく俺の苦労の全てが今、溢れ出してきたのだ。
「ひかる⋯え泣いてる!?どうしたの大丈夫!!??」
これでさらに黒井を心配させてしまったという罪悪感が追加され、大粒の涙がさらに増えて、止まらなくなってしまった。
「ひかる、おちついて!ほら、」
慰めるつもりで頭を撫でてくれたんだろうけど、さらに食欲が収まらなくなりそうで、反射的に叩いてしまった。
バチンッ!!
高くて冷たい音が響いた。
「え、ひか、る⋯」
当たり前だが黒井は呆然としていた。
罪悪感でまた涙が止まらなくなりそうだと思ったその時、黒井が場の空気を切り裂くように話し始めた。
「あ、あのさ、ひかるってこれなんじゃない?」
そう言って黒井が見せてきたのは、ネットニュースが映ったスマホだった。
記事の名前は、『新たな病気、ケーキバースとは』。
そのケーキバースとか言う病気にはニ種類あって、それぞれケーキとフォークと言うそうだ。
フォークはケーキの肉や血などの体液が非常に甘く感じて、普通の味覚は失うらしい。
ケーキはフォークにとっての捕食対象になる意外は特に日常に支障はなく、自分がケーキだと気づかないまま生涯を終えるケースもあるらしい。
普通に考えたら胡散臭いというかありえないが、今のこの状況はそうじゃないと説明がつかないので、信じるしか無いのだ。
「たぶんひかるはこのフォーク?ってやつで、俺はケーキなんだと思う⋯」
「おれ、これからどうすれば⋯」
「あのさ、ひかる」
「これから毎日俺のこと舐めたりしていいよ!」
純粋に考えたらかなりキショい提案。
もうちょいなんか言い方あるだろ、という言葉が喉の奥でつっかえた。
「だってさ、そうじゃないとひかる体調悪くなっちゃうでしょ!?だから」
「うん⋯」
さっきの罪悪感のせいか、黒井の優しさのせいか、分からないが確かに眼の奥にある涙をこらえながら俺は言った。
「分かった⋯」
「よかったあ〜!」
どこか黒井は安心したように、胸をなで下ろして言った。
「なんか⋯ありがとな、俺のために」
「全然!いいんだよー!」
黒井の顔は、さっきよりも晴れていた。
「俺も得するしね⋯」
「え?なんか言った?」
「ううん!何も!」
「そ、ならいいけど⋯」
俺は、明らかに何か言ったと思ったが、本人が隠すのであれば探るものではない、と思い深くは聞かないことにした。
一旦切ります!続きないので!
NEXT→♡400
私が見たら作り始めます
こんな小説最後まで見てくれてありがとうございます!
コメント
2件
物語上手いネ!!(新しい投稿したヨ! By水葉の姉より)