『ムードメーカーは消えてしまいたい』
iris
水くん
『なにもできない。』
『かっこよくもない。』
『可愛くない。』
『大して面白くもない。』
『生きててなんの意味がある?』
水 「なんで、僕なんかが生きてるの。」
真っ暗な部屋に腕を切り裂く剃刀の静かな音と大量の薬を取り出す音だけが響く。
小さな声がだんゞと涙に染まっていく。
水 「…消えてしまいたいッ゛」((泣
ぽたゞと垂れる真っ赤な血液にも気にせず隙間のなくなった腕をもっとゞと切り裂いている。
赤 「水、桃くんが呼んでるよ。」
水 「…はぁ~ぃッ」
水 「ど~したの?桃ちゃんッ?」
作った笑顔で振る舞う姿はどれだけ滑稽だろう
桃 「あ、やっと来たね。」
「納期、遅れてるけど?」
水 「ぁ…、ご、こめんなさぃ」
桃 「もう何回目?」
「こっちとしても困るんだけど。」
あぁ、ごめんなさい。まただ。僕なんかが生きても邪魔だよね。そうだよね。消えてしまおう。
がたんッッ゛
桃 「…は?」
赤 「はぁ゛…はぁ゛ッ」
青 「赤っ゛!?」
水 「ぇ、ぁ…、 」
黒 「…、熱すごいでっ、」
白 「た、体温計持ってくるなっ!」
あぁ、僕だけなにもできない。ほんとに邪魔だよね。ごめんなさい。
桃 「赤の手首…、」
白 「ん?…ッ!?」
赤ちゃんもりすかしてたんだ。傷浅いなぁ、
赤 「ん、んん゛っ…、」
青 「ぉ、起きたか。大丈夫か?」
赤 「あれ、赤、どーしたの?」
黒 「倒れたんやで。」
「でな。できる範囲答えてな。手首、どーしたんや?」
赤 「ぁ、ぇ、えっと…、」
白 「ゆっくりでええで。大丈夫。」
赤 「あんち…、つらぃ…ッ」((泣
それだけかよ。
なんて思っちゃうのもだめだね。
水 「…ッ」((去
あぁ゛ッ、消えたい。もーやだっ゛!
水 「殺してよ゛ッ!」
体の至る所を切って。切り裂いて。
水 「もっとッ゛、もっとぉ゛ッ!」
たくさん薬をだす。
水 「僕なんか邪魔なんだよ゛ッ!」
白 「水くんッ゛!飲むな゛っ、吐けッ゛!」
水 「うるさいッ゛!こっちくんな゛!」((嚥下
白 「なにに悩んでんのか知らんけどッ大丈夫、大丈夫やからぁッ!」
水 「白ちゃんは何もわかんないでしょッ゛!」
「どっかいって゛!」
怒鳴り声をあげ剃刀で強くうでに傷をつける。これが僕にできる精一杯。
白 「ッ…」((泣
酷いことしちゃった。最低だ。
消えよう、消えてしまおう。今すぐに。
季節に見合わない薄着で、できるだけ遠くに行こう。そうすれば追いつけない。
黒 「こんな時間にどこ行くん?」
水 「さぁね。」
赤 「危ないよ?」
水 「大丈夫ッ!そろそろ行かなきゃッ」
桃 「ちゃんと帰ってくるんだよ。」
水 「…それは無理かも。」
「じゃ、さよーなら。」((にこッ
作った笑顔で最後の会釈をして家を去る
桃 「…は、、?」
青 「さよーならって…、」
黒 「…追いかけんでっ!」
白 「死なへんでなッ゛!」
水 「はぁ゛…はぁ゛ッ…、」
「どこで死のうかな…ッ」
そんなことを考えながらがむしゃらに走る。
走って走って、考えついた先は、、
水 「橋…、ここから飛び降りれば…ッ」
「…、じゃーね。ばいばッ…」
白 「…させへんでッ゛!」
水 「…ッ!?」
「離してッ゛!僕なんか゛ッ僕なんかぁ゛ッ!」
白 「僕なんかちゃうで、水くんは大事なメンバーであって親友や゛っ!」
「生きてくれ、お願いやからッ…!」
水 「やだよぉ゛ッ…疲れたよぉ゛ッ」((泣
「消えさせて…、お願いだから…、」
白 「気づいてあげられへんくてごめんな。」
「でも、きっと大丈夫やから。俺らが支えるから。生きてみいひん?」
そっか。そうだよね。白ちゃん達なら助けてくれるかな。ごめんね。こんなことして。
水 「…、わかった。」
白 「っ、!」
水 「生きてみるよ。」
黒 「白っ!ないすやなぁっ!」
「ありがとうっ」
白 「いやいや、水くんもちゃんと話聞いてくれたしな。ありがとぉな、」
なんで、こんなに怖いんだろう。不安なんだろう。
水 「…、ごめんね。」
「やっぱり…、怖いよ…ッ」((震
白 「ん、大丈夫やで。一旦帰ろうや。」
水 「ぁ、ぁ、触んないでッ゛!」
「近づかないで…ッ、お願いだからぁ゛ッ」
隠して持ってた剃刀で首を無造作に切り刻む。
青 「…、ごめんな。」((首裏殴
水 「ぁ゛ッ…」((気絶
水 「ん…ッ゛」
「あったかぃ…、」
起きるとそこは家のソファで掛け布団が変えてあり、傷跡も手当されている。
黒 「…おはよ。水。」
水 「…ッ」
黒 「ホットミルク飲むか?」
水 「いらない。」
桃 「じゃあさ、色々聞いてもいい?」
水 「やだって言ったら? 」
桃 「病院つれてく。」
水 「はぁ゛…分かったよ。」
桃 「何があったの。」
水 「みんなより実力ないし努力もできてないし。約束も守れない、みんなの邪魔だし。」
「何にもできないし。面白くないッ…」
青 「すとっぷ。」
「ネガティブに考えすぎ。」
白 「そやな。水くんは十分努力しとるで。」
水 「そんなことないッ、」
赤 「あるよ。人によって限界は違うし。感覚も違う、水は周りと合わせすぎたんだよ。」
桃 「そーだね。」
「大丈夫だよ。水は、水で大丈夫。」
黒 「そんまんまの水がいっちゃんええで。」
「キャラなんて作ってほしないわ。」
水 「そっか…、そーなのかな」((泣
白 「きっと、そーやで。」
「ところでなりすかはわかったんやけどODが分からへんねん。いつもどんぐらいしとる?」
水 「ぇ…あぁ~…。 」
「2週間ぐらい前に20粒入ったやつを30箱買って…、ちょうど今日、無くなった…。」
赤 「ん…?」
青 「は?、」
桃 「いや…、ぇ?」
あ、やっぱりだめだよね。怒られちゃう。
水 「ごめッなさ゛ッ…」
白 「ぃや、大丈夫やで。」
「自傷も少しずつやめて行こな。」
水 「…がんばる。 」
「…僕の剃刀は?」
赤 「あぁ…血だらけだったから捨てちゃった。赤が使ってたのあるから大丈夫だよ?」
水 「そっ…か…」((泣
赤 「ぇっ!どーしたっ?」
水 「なんかっ..いろゞ安心して゛っ」((ゞ
白 「なら良かった…笑」
桃 「苦しくなったら言ってな。」
水 「うん。多分ね。」
青 「絶対、やで?」
水 「はぁいっ」((笑
終わり方雑でごめんねぇぇぇ🫠
3004文字お疲れ様でした。
コメント
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はぁぁぁぁぁぁぁッッッッ⤴⤴⤴⤴⤴⤴ こせちの闇小説大好き🫶🏻🫶🏻🫶🏻 みんなの愛がめちゃ伝わってきたぁ
最高すぎるッッ…😇 水さんが病んでるの可愛すぎるって!!((? こせいが作る小説って、どれも神作過ぎるよね…🫵🫶🏻