A:僕定期的に人を殺さないと駄目なんだ。
B:それは何故だ?
A:別に理由は無いんだ。
B:そうか、イカれてるな。
B:俺の事も殺したくなるのか?
A:いや、君はどうでもいいかな
B:…そうか。なら、どういう奴を殺したい?
A:うーん…一番楽しいのは女の子かな。
B:…趣味悪いな。
A:よく言われるよ(笑)
B:…何人殺った?
A:両手じゃ足りないかもね〜。
B:…何も感じないのか?
A:これと言って特に?
B:女ばっか狙ってんのか?男は?
A:あぁ、女の子ばっかりかも。
A:男って面白く無いんだよね〜。
A:ほら、女の子って表情豊かでしょ?虐めててすごく興奮する。あ、でも女の子は(あんまり)殺してないよ!男ばっかりかな。死に際の表情が最高なんだよね〜。
B:死体とかどうしてるんだ?
A:うーん、死体は埋めたり燃やしたりしてる。女の子はなるべく監禁してる、逃げられちゃったりするけど。
B:通報されたりしないのか?
A:そこは徹底してるから大丈夫。
B:もし俺が通報したら?
A:君にそんな事は出来ないよ。
B:何故だ?
A:だって君もうすぐ死んじゃうでしょ?
B:…
A:今だって、薬でどうにか繋がれてるみたいだけど。
B:…お前か。
A:何のことだい?
B:ふざけるな。
A:僕はいつもふざけてるよ。
B:今すぐ返せ。
A:君に薬を返して、何かメリットはあるのかい?
B:…クソが。
A:今すぐ薬を投与しなければ、君はあと数時間で死んでしまうね。
B:…ッ!
A:なんなら今楽にしてあげようか?
B:がはッ…!!(まずい、喉が…)
A:おっと、これじゃあもう喋れないね…あと1分も保たなそうだ。
B:…(目が、開か…な、い…)
A:おやすみ、
…永遠にね。
あとどれだけ殺せば良いんだろうかな…死体の山の上で考える。
君の様な人を殺す度に思うんだ、
あぁ、まだ生きてたんだ…って。
これが夢か現実か区別がつかない。
人が自分の手で死んだならそれは現実なんだと、そう実感できれば夢じゃ無いって知ることが出来るから。
僕は生きてる。
皆死んでいく。
何も選べぬ愚者に成り下がり、
何も得ず、何も出来ずに朽ちていく。
恐ろしい…骨まで残らぬ勢いだ。
風化していくそれはまるで砂の城が崩れていく様な儚い瞬間。
ただただ屑な僕だった。
一生