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A:やぁ、久しぶりだね。
C:…貴方ですか。
A:おや?僕じゃ不満かな?
C:いいえ、どうでもいいです。
A:相変わらず君は随分と釣れないね。
C:貴方に言われる筋合いは無いです。
C:それよりもまだ殺しを続けてるんですか?
A:もちろん。
A:だって退屈じゃない…くだらない人生をのんびりと過ごすなんて。
C:はぁ、呆れた。
C:で、 次は私ですか?
A:そうだね。
A:後々面倒な事が起こりそうだから、今のうちに消しておくに越したことは無いかな。
A:だから、さっさと死んで?
C:嫌です、逃げます。
A:無駄だよ、逃げ場なんて無いし、そもそも僕から逃げられないしね。
C:そうですか…
A:諦めたかい?
C:いいえ、答えはこうです。
A:!!
C:逃げさせてもらいますよこの場から。
A:そうかい、それは残念だ…この手で殺したいと思っていたんだけどね。
C:私はそう簡単に殺せませんよ。
C:これで永遠にさよならです。
A:…
破裂音と共に飛び散った血が、床や壁に当たり心地よい音色を奏で終わるとゆっくりと沢山の赤血球が死んでいった。握りしめていた拳銃は糸のような煙を吐きながら、撃った時の反動で手から投げだされていた。鉄分と火薬の匂いが鼻を抜けてゆく、新鮮な香りだ。動かなくなった肉体は段々と腐敗していくのだろうな、僕はその肉の塊に口づけをした。好きだったけれど、もう何も感じる事は無いな。
惜しいな…僕の手で殺したかったよ。
それにしても彼女、顔色一つ変えず自殺するなんて…マジでクレイジーだな〜尊敬するよ。
大丈夫、きっと幸せに慣れるさ。
夢の中なら永遠だよ。
ゆっくりとおやすみ、愛しい人よ。