皐月『ごっそーさん』
俺はそう告げると逃げる様に店を後にする。
ことは「皐月!」
ことはに呼び止めまれる
ことは「…ちゃんと話せば分かるって、私信じてるからッ!」
そう言ってくれたことはに俺は手を挙げることしか出来なかった。
in風林高校
周りの目線で分かる、俺はココに場違いだと。
忌み嫌うやつ、殺人者と陰で言うやつ、そうだ、俺は殺人者だ。
1番嫌われてるのは
梅宮「…よぉ、良くここに来れたな」
そう、梅宮の両親とお腹の子を殺した父親の息子がオレだって事。
皐月『…好きで来た訳じゃない』
梅宮「なら何しに来たんだ?お前は俺の家族を殺したんだ…、この街から出て行くことを推奨するよ…」
皐月は思った、俺自身は何もしてないのに親がした事で俺の居場所が無くなる…そんなんおかしいだろ…勿論梅宮からはオレは嫌われてもおかしくないけど…でも、俺がお前に何かしたか!?殺人者の息子ってだけでこんなにも周りが見えなくなるんだな…俺はもう、何も無い、何も残っちゃいないよ…なぁ、どうしたら助かる?どうすれば助けてくれる?そんな考えすら持っちゃいけねーよな、そうだ、俺はずっと1人なんだ……。
父親がトラックで轢き殺して、その後に母親は俺を捨てて新しい男の元に出てった。俺はずっと1人だった、親の愛情なんで知らない、俺にあるのは人殺しの息子、誰からも愛されることもない、あるのは憎悪、嫌悪、いつか自分たちが殺されるんじゃないかと俺が歩けば周りがヒソヒソと陰口、店の奥に引っ込む奴ら、だから決めたんだ、俺がどんだけここを守ったところで印象は変わらない、俺は殺人者の息子、それは変わらないんだと……。
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