梅宮からは蔑んだ様な目で見られてそのまま踵を返して行った。
俺はそんな事も見れずに下を向いたまんま何も言い返せなかった……
俺は風鈴には要らないんだ…
俺が犯罪者の子供だから…、俺には生きてる価値すら無いんだと更に納得してしまった。
夕方公園のブランコに掛けてこれから先どうしようかと悩んでた。
?「…おい」
そう声を掛けられて目線をあげたら白黒頭の男の子だった。
?「…お前、風鈴生だろ、何してんだよこんなとこで」
皐月『…ちょっと、考え事』
そう言うと沈黙が続いた
?「…じゃあ何でそんな消えそうなんだよ…」
皐月『…は?』
?「お前、何か消えそうだし、このまま1人にしたらお前、どっか行きそうだし、何だ、上手く言えねーけど、、お前は消えちゃダメだろ…」
皐月『……!ははっ!』
?「ばっ!何笑ってんだよ!!」
皐月は涙を浮かべながら
皐月『あー、ごめんごめん、俺を心配してくれる人なんてあんま居ないからさぁ、感動しちゃった』
?「感動したら笑うのか??」
皐月『いや、俺だけだよ、お前は良い奴だな…名前はなんて言うの?』
桜「桜…桜遥」
皐月『桜、ね、その制服俺と一緒だから風林?』
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