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今俺は職員室に歩いている最中だ。
何故職員室なのかは俺も聞きたい。
先生曰く親からの電話だそうだ。
なんで今頃電話してくるのかよくわからない。
授業中だし…周りからの視線が痛いし…
「なんで今かなぁ…」
本当にタイミングを考えて欲しいぐらいだ。
少し強い力で扉をノックし開ける。
「失礼します。2年〇組のらっだぁです。」
「〇〇先生に言われて来ました」
そう言い終わるとある先生に手招きされる。
そして俺はその先生の近くへ行き名前を呼ぶ。
「なんですか、ぺいんと先生」
この先生は昔から仲良くしてくれた先生だ。
先生というか、一緒に遊んでくれたお兄さん的存在の人だ。
「え…っと…、、」
「なんにもないなら帰りますけど…」
「いや…えっと…」
「なんですか、はっきりいってくださいよ」
「…親からの電話があったって話聞いたんだけどさ…….」
「大丈夫?俺が出ようか?」
え、誰から聞いたんだ?
やめてくれよ…
「いや、大丈夫です」
「そ、そう…?」
「無理そうだったら言ってね…?」
「…….わかりました」
言えるわけないじゃん…
俺の事情には巻き込みたくないから…..
電話の内容は分かりきったことだった。
サボったことがバレていたそうだ。
いやでも、なんでバレるんだよ。
おかしいだろ。
それで話をしたいから帰ってこいって…..
嫌に決まってるじゃんか。
誰が行くかよあんなところ。
逃げよう、 今すぐにでも。
あの家から逃げるんだ。
昔に戻ってしまわないように…