秘密の彼

時が経って９年

沙織は高校生になった

沙織：（気の毒だな〜…誰も知ってる人がいないから余計だ…）

１人で高校まで歩いていると…

沙織：あれ…？

沙織：（あの子ってまさか…）

沙織は見覚えのある顔を見つける

それは、幼い頃の沙織に寄り添ってくれた貴大だった

沙織：（貴大くん…同級生だったんだ…）

沙織：（でも私の事覚えてるかな…？）

沙織：（何も変わってないな〜…あの時の貴大くんのままだ…）

と、貴大を眺めていると…

貴大：…？

沙織：…！！

貴大と目が合い、慌てて視線を逸らす沙織

すると…

貴大：あのさ〜！

沙織：えっ…？

貴大が沙織に大声で呼び掛ける

沙織：…？（自分を指差す）

貴大：ｺｸﾘ…

貴大：俺ら、昔会った事あるよな〜！

沙織：うん…！会った…会ったよ！

貴大：ずっと…会いたかった！

沙織：（貴大くん…！ ）

沙織：私も〜！

貴大：…（橋を差す）

沙織：…？

貴大：…（あっち行こう！）

沙織：…（うん！）

そして２人は、９年ぶりに対面を果たした

沙織：ハァ…ハァ…

貴大：ハァ…ハァ…

沙織：貴大くん…

貴大：沙織ちゃん…

貴大：本当に沙織ちゃんだ…

沙織：そのセリフそのまま返す笑

貴大：…笑笑

沙織：元気だった？

貴大：うん！沙織ちゃんは？

沙織：私も元気！

貴大：良かった笑

沙織：同じ高校だねっ！

貴大：うん！

沙織：久々に会えて嬉しいよ！

貴大：ふふっ笑　俺も！

沙織：じゃあ行こっ？

貴大：おうっ！