ー休日
毒状態「久々の休みですし、、どこかへ出かけようかな。
仕事も何も無い休日。
いつも仕事してた俺には大分の休みだ。
せっかくだし、外に出ることにしましょうか。
重い腰をあげて、俺は外に出た
毒状態「まぶしッ…!どこに行こうかな。
風が吹くと、夏特有の暑さが俺の横を通る。
風になびかれながら俺は歩道を歩く
毒状態「本屋…こんなところにあったんですねぇ。
気になった俺は入ってみた
毒状態「……木の香り。
奥へ進むと昔見ていた本。
文字がいっぱいで頭が痛くなりそうな哲学書。
アニメ風の漫画。
初めて見る本やイラストに魅了される。
毒状態「あの本、何でしょうか、
俺はそれを取ろうとする。
しかし、俺の身長より少し高い場所。背伸びするしかないですね…
その時、俺は体制を崩して1つの本と共に地面へコケてしまった。
毒状態「あがっ!?…いっだだ。
ひとつ、また2つ本が落ちてゆく。───まずい。やってしまった。
本を回収しなければですね……
そう思い本が落ちていた方を見ると、そこには本が無くなっていた。
毒状態「え、?
立ち上がり、周りに目をやると俺より背が低い子がいた。
もしかして──。俺は話しかけた
毒状態「あのう…本、拾ってくれてます?
???「……ッ!
──バタバタ
ビックリしたのか、彼が持っていた本は全て地面へ真っ逆さま。
毒状態「え、あ、ごめんなさw
驚かせた謝罪よりも、可愛さの方に目がやり笑いが込み上げてくる
毒状態「ッ…ぷ、あははw
……とんでもなく失礼なのは100も承知。でも、驚いて本を全て転がしたことに笑いが込み上げてくる。
俺は必死の思いで謝る
毒状態「ごめんなさいね……w驚かせちゃって。
???「あ、、大丈夫。
毒状態「一緒に本、拾いましょうか、
そう言って俺たちは本を全て拾った。
毒状態「ありがとうございます。あの、お名前は?
???「あ、えっと…
でぽん「──でぽん。です。
そう言い微笑む彼に、俺は謎の感情に囚われた。
──エピローグ 出会い
1、
毒状態「私は毒状態です。
そう名乗ると、彼はよろしくと言うように礼をした。
俺が転けた時に落ちた本。そう言えばなんだったんだろう。
もう他の本と混ざって分かりはしない。まあ、いいか──。
毒状態「でぽんさんって、ここにいつも来てるんです?
お互い椅子に座って話し始める
でぽん「……うん。本、好きだから
そういうと、一冊の本を見せてくる
毒状態「…小説、ですか?
でぽん「うん。面白い。
そう言ってまた笑う君。
窓からもれる光に当てられ笑う君をみると、
やっぱり、変な感覚になる
なんでしょうかね…
そう心の中でつぶやく
するとでぽんがこういった
でぽん「…まだ一緒にいれる…?
そう言われて、私は黙って頷く。
すると彼は、すごく楽しそうに色んな本について教えてくれた。
物理の難しそうやつ、
怖そうな小説。
なかには恋愛小説も、
楽しげに話す君を見ると、やっぱり胸がおかしくなる、
恋…?でも、相手は男の子。
女性じゃないのにこうなるなんておかしいのでは…
そう思っていたら。
彼は心配そうに言う、
でぽん「き、聞いてる…?
俺の方が背が高いから上目になるのは当たり前。
だけど……
毒状態「ああ、ごめんなさい。聞いてますよ!
やっぱり、可愛い
次の日、また本屋に行くと彼がいた。
でぽん「毒状態…!ニコッ
そう言って俺のところへ近づく。
でぽん「本ばっか、飽きない?ほかのとこ行く?
毒状態「そう言うなら、行きましょうか。
俺たちは外へ出て、歩道を歩き始める。
でぽん「…あついね。
毒状態「ええ、本当に、
あなたといると余計暑いんです。
なんて、言えるわけが無い。
毒状態「アイス、買いに行きます?
俺はそういいコンビニに指を指した。
そう言うと彼は頷き。一緒にアイスを買った。
俺は抹茶。でぽんはチョコレート。
毒状態「美味しいですね。
でぽん「美味しい。すごく、
でぽん「1口、ちょうだい。
毒状態「っ……!いいですよ、
漫画みたいにパクッと食べてこう言った
でぽん「初めて食べたけど、悪くないね、
俺は、でぽんに「初めて」を上げたんだ、
そう考えると胸が熱くなる。
頑張れよっと言うように風が吹く。それと同時にチョコの匂い
毒状態「くれませんか…?1口。
そう言うと彼は笑顔でくれた。
……これ、関節キス。?
食べ終わって気づいた。恥ずかしい。
多分赤面になっているであろう俺に声をかける。
でぽん「あ、あつい…?
毒状態「いえ、べ、別に。
テンパった、ば、バレた?
でぽん「そっか、ならいいや
えへへって笑う君。
反則だよ。こっちが恥ずかしい
でぽん「君となら。初めてのことでも出来るかもね。
そう、言ってくれた
毒状態「こんにちは、でぽんさん!
俺はそういいでぽんのところへ行く。
いつもどうり彼は図書館にいた、
行こうとした時、彼は慌ててとある本を隠した
毒状態「何読んでたんです?
でぽん「あ、いや、あ……
なんだか、顔が赤くなっている。
───気になる。
毒状態「じゃあ、行きましょうか!
そう言って外に行こうとする。
すると彼はやはりその本をしまった。
毒状態「あ、待ってください!
そう言って俺はでぽんのところへ行く。
でぽん「どうしたの?
俺はチラっと本の題名を見た
毒状態「なんでもないよ!行きますよ!
そういい外に出た。
『同性との恋!それは悪いことなんかじゃない!実り方講座──。』
そう、書いてありました。
これは、俺の事…?分からないけど。どうなんでしょう。
でも、言いたい。気持ちを。
毒状態「でぽんさん!
でぽん「ん…?
毒状態「変…かも知れません。
俺、あなたが好きです。
でぽん「…
毒状態「あ、やっぱ、変ですよね!おかしいですよね、ごめんなさ───。
でぽん「俺も、、すき…
毒状態「…え
でぽん「好き。それだけ、
そう言ってそっぽをむく君。
毒状態「だめです。もっと顔を見せてください。
そう言って俺は、でぽんにキスをした、
でぽん「む…ぷはッ
毒状態「あはは…可愛いですね
でぽん「…///
毒状態「あれ、初めてでした?
でぽん「……うん。
でぽん「でもいいの。
あなたとなら、初めてでも」
そう言ってくれた君に、
やっぱり好きなんだなって思えた。
コメント
1件
やばいもう神様👼