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「はわわ・・・可愛い〜!!」
銀子はハチクにメロメロだ。ハチクはもっと撫でてというようにお腹を向けた。
それに銀子とイグはメロメロになっていた。
「貴女たちー!あまり撫ですぎると嫌がられるわよー」
「「はーい」」
カネリが一応忠告をした。
「・・・?」
ふと、トキは“違和感”を感じた。
その違和感は恐らく誰も気がついていない。たまたま自分が気づいてしまったのか、はたまた、“瞬間記憶能力”で気がついたのか分からないが。
・・・一瞬だけ、ハチクが“言葉を理解したように”動きが止まった・・・気がした。
すぐ2人がハチクの頭を撫でているため、また動き始めた。
「・・・?」
トキは首を傾げ、気のせいか。と解決させた。
✵✵✵✵✵✵
そしてお昼。皆がワイワイとお昼ご飯を食べていると、ハチクがくれくれと近寄ってきた。「そういえば、この子の餌はどうするの?ペットフードなんてないわよ?」
「あー・・・よし!買いに行くか!」
《じゃあ博士に伝えておきますねー!!》
と、スマホか、クロネの声が聞こえた途端、クロネはブラックの元へとネットの海へ飛び込んで行った。
「早いわね!?」
「ハチクちゃんはどうするの?」
「うーん、連れてくかな?ハチクちっさいから抱っこできるし」
「いいねー」
《博士から許可貰ったよー!!》
✵✵✵✵✵✵
やってきたのは、ペットショップ屋。そこには、様々な動物や、餌が売っていた。
そこには、様々なドッグフードが売っていた。
「ハチク、どれがいい?」
「いやいや、どれがどれかは分からないでしょ・・・」
すると、ハチクは天満の腕からするりと抜け、ひとつの袋の前でわんっと吠えた。
「それが食べたいんだ?すみませーん!これくださーい!」
と、天満はそれを買いに行った。
(・・・この子、“自分で選んだ”?)
トキは動物には詳しくはない。だが、明らかにハチクは自分で選んでいた・・・ように見えた。
(うーん・・・僕の考えすぎかな・・・お父様やお母様、さらにラマンダーさんまで考え過ぎると瞬間記憶能力に脳をフル活動しちゃうって言ってたからあまりしないようにしてるんだけどなぁ・・・)
と、トキはごちごちっと自分の頭をガラスに軽くぶつけていた。そこに居たポメラニアンが驚いたが。
「ちょっ!?どうしたのトキくん!?ポメラニアンちゃんが驚いてるからやめたげて!?」
「いや、そこもだけどまずそこじゃないでしょ」
銀子の焦りに思わずカネリはツッコミをいれた。