テラーノベル
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#独占欲
#ワンナイトラブ
セレナが眠りにつき、訪れた二人きりの夜。
「……ソフィア。覚悟はできているな。これは最重要任務だ」
昼間よりも低く、甘い声。
「ふふっ。義務感だけで頑張られるのは、少し寂しいですわ?」
殿下は私の胸元に顔を埋め、寝衣の紐を解いた。
「……しらばくれるな。一生離れたくないと思うほど、深く刻み込んでやる」
「あら。いつも私を離してくださらないのは、殿下のほうではありませんか?」
私は乱れた姿のまま、押し倒すようにその上に乗った。
「……っ、ソフィア……!」
「二人目を望んでいるのは、殿下だけではありませんのよ?」
薄絹が肩から滑り落ちる。重なる吐息も、絡む指先も、すべてが確かな熱だった。
『任務』は、夜が明けるまで繰り返された。
窓の外では春の風が吹き抜け、やがて舞い降りる新しい家族を、祝福しているようだった。
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