悪役令嬢を回避しようと足掻いている公爵令嬢は前世を思い出した王太子殿下に溺愛される
公爵令嬢のエリアーナはレークライン帝国の王太子殿下アーサシュベルトの婚約者だ。しかし殿下はいつもエリアーナに塩対応で辛い日々を送り、いつか婚約解消したいと願っている。 舞踏会の日に階段からふたりで落ちてから状況が一変した。アーサシュベルト殿下は前世で読んだ小説を思い出し、小説の中に転生したことを知る。エリアーナも同じように小説の夢を見るが、エリアーナはただのヘンな夢だったと思い込む。小説の中のエリアーナは婚約者であったアーサシュベルト殿下に裏切られ悪役令嬢となり、最後は崖から身を投げて死ぬ。
実はエリアーナに恋をしている殿下。自分がエリアーナを溺愛すれば、エリアーナは死なないと考える。もう止まらない溺愛。そんな中、ふたりの恋の行方を邪魔する小説どおりの存在が現れて…