「「 いってきまーす 」」
「はい、いってらっしゃい。気をつけて行くんやよ。」
「コクッ ばあちゃんも熱中症気をつけてね。今日暑くなるみたいだし。」
「水分もちゃんととってね?」
「わかっとるよ笑 ほれ、はよ行かんと間に合わんくなるよ。」
「わ、ほんとだ…陽貴急ぐよ!」
「ん!、じゃいってきます。」
笑顔で手を振って見送ってくれるばあちゃん。
僕らを育ててくれた親みたいな人。
ーー
「半日やろ、今日。ゆっくり休みなよ?」
「ん〜、テスト近いしなぁ…」
「無理しすぎも良くないって…、な。」
「そうなんやけどさ‥」
陽貴の通う中学校と僕の通う高校は、意外と近くにあって途中の別れ道まで一緒に登校している。
「もーときー!!」
「おっはよ~!!」
「!! 綾華、髙野!おはよっ」
「あ、陽貴くんもおはよ〜!!」
「おはようございます。」
この二人は山中綾華と髙野清宗。
僕の中学からの大親友。
「てか、綾華はよ降りろや」
「えぇ…なんでよ」
「重いんやさ((」
「失礼な」
毎朝見るこの光景。それでも乗せてあげてる髙野と何を言われても乗り続ける綾華は本当に仲が良いと思う。
付き合ってるのかな…
まぁ、こないだそれ聞いて100無いって言われたんだけど。
「んひ、2人ともやっぱり仲ええな?笑」
「「仲良くないわ!!」」
「「あ、」」
「っ、ww」
「ほら、仲ええやろ?笑」
「仲良すぎ、w」
「笑い過ぎや!陽貴!」
「はは笑 すんません。」
陽貴と別れて、僕たちも高校へと向かった。
ーーー
〈追加プロフィール〉
山中 綾華(16)
高校1年生
・元貴の中学からの親友。
・陽貴のことを陽貴くんと呼び、元貴のことを元貴と呼んでいる。
髙野 清宗(16)
高校1年生
・元貴の中学からの親友。
・陽貴のことを陽貴と呼び、元貴のことを元貴と呼ぶ。
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