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#にじさんじBL
蒼月
6,110
はみぃ
75
晴
225
ふと目が覚めた
まだ部屋の中は暗い
ぼやけた視界を擦り、壁に掛けられた時計に目をやる
午前4時
まだ早い時間だ
身体を起こし、後ろを振り向くとマナが眠っている
マナを起こさないように静かにベッドを出た
冷蔵庫の中から新しいペットボトルを取り出す
冷たい水を3分の1飲み込むがまだ頭の中がぼーっとする
きっと薬のせいかもしれない
手にしたペットボトルをテーブルに置き、ソファーの上に乗っかる
そして膝を抱えて座った
レースのカーテン越しに外を見る
まだ青暗い外では鳥が囀っていた
その鳥の声に混じって小さく俺を呼ぶ声が聞こえる
「‥‥ロウ」
「マナ⁈‥‥ごめん起こしたか?」
「違うよ」
そんな事はない
きっと俺が起きたからだ
「こんなとこでどうしたん?あっちで眠らんの?」
「え‥‥いや、今行こうかと思って‥‥」
そう言っている間にマナが俺の隣に座った
「マナ?」
「‥‥なに?」
優しく尋ねられる
「何って‥‥マナが何して‥‥」
そう言う俺の目を凛とした瞳が見つめる
薄暗い部屋の中でもわかる綺麗な瞳
「まだロウの目、トロンってしてる」
「だからあっちに戻ろうって‥‥」
「ロウ‥‥」
「ん‥‥?」
名前を呼びながらマナが俺の膝に乗せている手に触れようと、手を伸ばして来た
その手を見ると息が止まりそうになり、勝手に俺の手がマナの手を弾き返してしまっていた
「痛っ‥‥」
「あっ!ごめ‥‥」
「いや、大丈夫やで‥‥大丈夫やから落ち着いてロウ」
「え‥‥」
落ち着いてって‥‥俺‥‥
気がつくと手が震えている
俺は両手を握りしめて足と腹の間に隠した
「ロウ?」
「‥‥‥‥‥‥」
マナに触れて欲しくない訳じゃない
それなのに勝手に体が動いてしまっていた
「そう言う時だってある。だからロウは何も気にせんで良いんだから」
「‥‥マナ」
そう言ったマナの顔が笑った
笑っていたのだろうか
もしかしたら違っていたのかもしれない
悲しそう
それが1番しっくり来る感情だった気がする
あの出来事から3週間
俺はマナが触れることを拒否した
マナはあの男とは違うのに‥‥
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コメント
4件
第6話、読んだわ。深夜の静けさとか、ロウの無意識に拒否しちゃう手の震え、すごく胸にきた。マナが「そう言う時だってある」って優しく受け止めてくれるところ、温かくて切なかった。まだ距離があるけど、少しずつ変わっていくのかな…続きが気になる🔥