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箒星のように儚く、ただただ私の心だけを盗んだ
この星で生きていて早1ヶ月。
今、私は猛烈に退屈だよ…
だってさ、誰もいない場所で寝ることか走ることか泳ぐことくらいしか
できない場所に一週間以上も住んでるんだよ?
もう何をしても本当に退屈なのよ。
ちぇ、どうせ生きるんだったらゲーム機くらい腕に
抱えとけば良かった。
来世では死ぬ間際でも暇つぶし道具は持っておくって
ちゃんと頭に叩き込んどこ〜。
草原に寝そべっただけで見える星空にもそろそろ飽きてきたよ…。
まぁ、読んでる人にはそんなの分かるはずないよね〜
でもねぇ、本当にこうやって寝そべりながら考えることがあるの。
どうして私だけ…?
ってね。
まぁこんなこと言ったってどうにもなんないけど〜
そんな時、私は誰に喋ってるかも分からない
いつもの独り言を述べていると私の瞳に一筋の箒星が映った。
あの広大な星空のどこから降ってきたんだろう?
そんなマイペースなことを考えながら
こちらへと向かってくるあの儚い私と同じくらいの箒星に
私はそっとキスを落とした。