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帰り道,トンネルを抜けると嫌な予感がした
思わず後ろを振り返る
そこにはヘドロのようなヴィランが居た
ヴィラン「Mサイズの…隠れミノ… 」
ヴィランはあっという間に出久を飲み込んだ
私は急いで“個性”を発動させてミスタの探偵を使ってルーシー姉ちゃんを召喚する
ルーシー「STOP!!!!!!」
ヴィランは立ち止まる
『(多分もう直ぐ…………)』
そう考えているとマンホールがぶち破られた
「もう大丈夫だ少年!!」
そんな声を上げて出て来たのはNo.1ヒーローのオールマイトだった
オールマイト「私が来た!」
出久とヴィランは驚いた様にオールマイトを見ていた
オールマイト「TEXAS…SMASH!!」
そう言ってオールマイトはヴィランをぶん殴った
そして風圧でヴィランはバラバラになった
私はアイクお兄ちゃんの“個性”を使ってヘドロヴィランをペットボトルに詰める
暫くすると出久が起きて,オールマイトと話している
出久,オールマイト好きだもんね
なんて考えているとオールマイトは応援よろしくね,と言って飛んで行った
『良かったね,出久……出久?』
隣にいるはずの出久の方を見ると,そこには出久は居なかった
急いでシュウ兄さんの“個性”を発動させて式神を周りに纏い,空を飛ぶ
そこにはやっぱりオールマイトに張り付いた出久が居た
『出久!何してるの!?
オールマイト!取り敢えず近くの建物の屋上に行きましょう!』
僕は急いでそう言い,僕達は近くの建物の屋上に行く
オールマイトは屋上で出久を下した後,急いで行こうとしたが,また出久は引き止めた
それは“個性”がなくてもヒーローになれるか,というもの
僕は出久から目を逸らすようにオールマイトを見ると,そこにはガリガリのおじさんしか居なかった
僕は驚き口を開きっぱなしにして目を見開いた
出久も気付いて驚きの声をあげる
ガリガリのおじさんはオールマイトだった
オールマイトはしゃがんで服を捲って見せた
そこには痛々しい手術痕
出久はひっ!?と声を上げた
オールマイト「呼吸器官半壊胃袋全摘
度重なる手術と後遺症で憔悴してしまってね
私のヒーローとしての活動時間は今や一日約三時間程なのさ 」
『そんな…ねぇ,ボックスダディ,治せない?』
僕は出来るだけ小さくボックスダディに聞いた
____ボックス「I can extend my activity time just a little, but I can’t cure it completely … I’ve had surgery …
(ほんの少し活動時間を延ばせる事は出来るけど,完全には治せません…手術をしてしまっているので…)」
『そっか……それでも良い
ちょっと憑依させるね』
そう言って僕はボックスダディを憑依させてオールマイトの近くに寄る
ボックス『ちょっと失礼しますね』
オールマイトは姿が変わった事に驚いていた
私は微笑んでオールマイトに手をかざした
するとあたり一面に光が溢れた
ボックス『これで少しは活動時間は伸びたと思います……5分くらいかと思われますけど』
私がそう言うとオールマイトは感謝の言葉を伝えた
私はそれを聞いた後,憑依を解除した
そしてオールマイト出久に残酷な事を告げた後,その場を去った