テラーノベル
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……何やらッ……息苦しいのじゃッ……
溺れているようなッ……
目を開けてみたが、真っ暗で、深海のようじゃッ……
「……お主は未来のワシじゃろう?」
ッ…!?何故ッ!
過去の儂が目の前におるのじゃッ!
「答えるのじゃ。」
「はいッ」
何故か、反射で答えてしまったのじゃ……
ここから何をするのじゃろうかッ……
「なんでお主は幸せに暮らしているんじゃ?」
なんで……?なんで……なんでじゃろうか……
「父親になる資格なんて、お主にあるはずなかろう」
わかっておるよッ……
「幼少期に一緒にいてあげられなかったくせにの。我ながら気持ちが悪いのぅ?」
五月蠅いッ知っておるよッ!言われなくともッ……
後悔したってしょうがないってこともッ!
わかっておるよッ……
「いつまでその姿のままでいるのじゃ?醜いんじゃよ。」
……好きでこうしてるわけではないんじゃがなのぅ……ッ
「さっさと消えちゃえばいいのにの。同族を嫌う裏切り者が。」
……わかってる……わかっておるのにのぅ……ッ
けれども、ここで自信を無くしてしもうたら、きっとほんとに儂は父親にはなれなくなる……
「ふーん、まだ父親であろうとするなんて。きっと邪魔って思われておるよ?」
邪魔……か
「さっさと消滅の術使って楽になればいいのにさ。不老不死と関係なくこの世からバイバイできる術。」
聞きたくない言葉じゃなぁッ……
昔父上に使われそうになった術ッ……思い出しとうもないッ
「逃げちゃダメじゃよ。ワシという存在がある限りお主は苦しみ続けるんじゃ。父親らしくもできない。同族嫌いの裏切り者と責められ。ワシ以外にも言われるじゃろうな」
逃げてなんかおらぬッ……!
「言い訳は聞き飽きたんじゃが?
……さっさと消えるといい。何にもなれなかった失敗作。」
儂はカイに痛い思いをしないような日々を送って欲しかった……じゃが、離れたことで痛い思いをさせてしもうた。
これは変わらぬ事実……後悔したって意味を持たぬッ……
「五月蠅いって言っておるじゃろうが。言い訳はいらぬよ。
その精神いつまで耐えれるかの。見物じゃのぅ」
バッッ……
ゆ、夢ッ……?
夢にしては……リアルじゃったのぅッ……
……消滅の術……使えぬ術ではない……
じゃが、使いとうない……
だって、まだカイや、みんなと居たいからの……
もし儂がもう必要じゃなくなった時は……考えるとするかの……
「父さ〜ん?早く起きてきなよー!朝ご飯できてるよー?」
カイの声じゃな……」
「うむ!すぐ行くからのぅ!朝ご飯はなんじゃろうなぁ〜♪」
消滅の術とは
消滅の術とは、不老不死などの項目を関係なくこの世から消し去ることのできる術であり、どんな対象も使われれば1週間以内に存在ごと無かったことになる
今回出てきたシグレ(?)はなんだったんでしょうかね
その後何も無かったように振舞ったシグレ……
いつもこうなのでしょうか?
……だったら、いつしか限界が来そうですね
コメント
128件
ふぅん……そのまま消えるつもりなら余計許さないところだったわ。とりあえず無理やりその術を記憶から消し去ってあげようかな☆
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