中には他の生徒も東雲先生以外の先生もいなくて……つまり私と東雲先生と2人きり。
私、何意識しちゃってるんだろ……。
よく勉強会を開いているだけあって、先生用のデスクの他に長テーブルと複数のパイプ椅子が置かれている。
「適当に座ってて。えーっと、この前の小テストの問題用紙は……」
1番近くのパイプ椅子に腰を下ろして待っていると、東雲先生はデスクのファイルから小テストの問題用紙と教科書を取り出して私の隣りの椅子に座った。
正面じゃなくて隣り……?
って!だから!どうせ他の子にもこんな感じなんだから意識しちゃダメだってば……。
自分にそう言い聞かせる。
「補習始めようか」
先生は何故か嬉しそうにニコニコしながらそう言った。
「何でそんな嬉しそうなの?」
「えっ!あぁ……そりゃあさ、いつも小日向に避けられてる身としては、こうして補習を受けてくれるだけでも嬉しいもんだ*************
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