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クソジジイとの下らない会話。
あんな奴とのどうでもいい話がさ、こんな形で強制的に納得させられても困るってんだよ。
色々と思うことはある。
でも今1番痛感するのは
「ん何で俺が襲われてんだチクショオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
深夜。
バイト帰りの俺はトボトボ街灯の少ない道を帰ってたんだ。ど田舎だからな、街灯なんてあるだけありがてえ。
でも今は許さねえぞ公共事業者!!!!
もっと設置しとけや!!!
木々からガサッて音がした時点で嫌な予感はしてた。野生のクマのエサになる方がまだよかったよ。
自然の摂理だからな。
でも!!白い女の伴侶にはなりたくねえぞ!!!
察してくれたか?要するに暗がりで正体不明の白い女に襲われてる可哀想な俺なんだよ。
こんな時間に林道にいる女なんていねえだろ?俺は察しがいいからわかった。
アレはきっとクソジジイが言ってた
おばけ
ってやつだ。
まるでホラーゲーム!
びっくりするほどユートピア!
「イヤアアアアアアアアア!!助けてクソジジイイイイイイイイイイ!!!!!」
こだまする俺の声、、、。ど田舎ってこんなに人いなかったっけ?誰か助けて、、、!!
一心不乱に走っていたのがいけなかったのだろうか。知らない道に出てしまった。
「助けてえ!!!」
情けない声が響いた次の瞬間、走馬灯が見えた。
郷里のクソジジイ、、、ちゃんと名前で呼ばなくてごめん、、、。迷惑かけたな、、、何も恩返しできなかった、、、な、、、
、、、ん?誰だこれ?クソジジイの思い出に紛れて知らない男が見える、、、
「おいお前〜。生きてる?意識ある?」
「誰、、、?」
「おお、生きてる。なんか鼻水と涙と汗で顔が汚いけど何かあったの〜?」
「あの!なんか化け物が!襲ってくるんです!助けてください!!」
あ、やらかした。こんなの信じてくれる訳ないじゃん。俺だって状況わかんないのに。通りがかりの男の人に頼れるわけないじゃん。
「っごめんなさい!!わけわかんないですよね!!
でも薬とかはやってないんです本当です!」
白い女は相変わらず追ってくる。
やばい、この距離はまずい、、、
男の人を連れて逃げなきゃ、、、
「あらら、お前もアレ見えるタイプの人間?めずらし〜」
、、、この人今なんて言った?