コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
みなさん初めまして!主です!
今回が投稿なので不適切な部分もあると思いますが,温かい目で見ていただけると嬉しいです。
潔)「 」
重たい瞼を開けると,そこには光いっぱいに包まれた病院の一室だった。
〜数年前〜
7月31日
カランカランッ
店のベルの音がお客様がいらっしゃったと言わんばかりに鳴る。
だがこのベルの音はとても心地のいい音だ。
ここは,俺が通い詰めているいちばんのお気に入りのカフェ、、、。
[ ツバキ ]
店員)「はーい!少々お待ちくださーい!!」
ドタドタと階段を勢いよく駆け下りる見慣れた顔の店員さんがひょこっと顔を出した。
店員)「ッ!世一君!いらっしゃい!今日も来てくれたんだね!」
潔)「春代さん,!こんにちは!」
この店員さんの名前は,田畑 春代さん。
ここのカフェに通い始めてからもう長くなる。バイトで働いているらしい。
最近本当に暑くなってきたね〜!と世間話をしながら席に案内される。
春代)「今日は何をご注文で?」
潔)「いつものきんつばと〜、、、今日は,ピーチティー飲もうかなぁ、、、。ホットで!!」
春代)「かしこまりました!!すぐお待ちいたしますね!」
春代さんはそういうと駆け足でキッチンへと向かっていった、、、
潔(そんなに急がなくてもいいのに、、ふはっ)
満面の笑顔でキッチンへと走って向かう春代さんに思わず笑みがこぼれてしまう。
ここのカフェは本当にいいお店だ。木材でできた椅子とテーブルに安心感が通う。テーブルクロスは,茶色で飲み物をこぼしてもあまり目立たない色だろう。
夏の時期に入ったからか涼しげなのチェアマットにされている。天井には,ペンダントライトがキラキラと温かい色に光っている。
店名のツバキの花言葉のように気取らない優美さがある。
内装からの十分な安心感と温かみが疲れ切った体に染み渡る。
潔(最近は練習試合と大会が連続であったりして,疲れ気味だったな、、、。)
現在,俺は高校一年生。
4歳の頃にサッカーを始め,今に至る。
人より早くサッカーを始めたおかげか,一年生でも試合には出れている。
ただ強豪校が故に試合数が多く,疲労も溜まりやすい。
そのため,ここのカフェで疲れを和らがられるおかげで,続けることができていると言っても過言ではない。
春代)「お待たせいたしました!いつものきんつばと、、ピーチティーホットです!!」
潔)「ありがとうございます,!」
春代)「それではごゆっくり、、、」
毎度ここへ通えば,必ずきんつばは頼む。小さなフォークで一口いただく。
パクッ
甘すぎず,甘くなさすぎずちょうどいい甘さだ。 いつもの味だなぁ、、、うまい、、、うますぎる。
今回ピーチティーを頼むのは何気に初めてだった。普通の緑茶が合うんだけど、、、つい気になってしまった。
桃の香りが鼻の奥をくすぐる。ほんのりと桃色の紅茶。自分の顔がよく映る。あまり見たくはないな、、、。
口の中に含む、、、。
めっちゃうまい、、、。染み渡っていく、、、。
その時ふと気になるものが瞳の中に写った。
潔(あれ、、、?あんな綺麗な建物あったっけ?)
そう思いまじまじと見ていると、、、。
店長)「あら,あそこの建物が気になるの?」
潔)「ッうわぁ!? びっくりしたぁ!!ってみさきさん!?お久しぶりです!!」
美咲)「ふふっ、、、。びっくりさせちゃったかしら?ごめんなさいね。」
潔)「いえいえッ!!少しあんなところに建物なんてあったっけなぁと思って、、、。」
美咲さんはここの店長。お世話になってます!!
美咲)「あれはね,最近こっちに移ってきたらしいんだけど、、、。
《 孤児院 》
なんですって、、、。