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桜姫は桜の木の下でずっと王子を待ち続け、冬に涙を流しながら死んでしまう。
そんな物語を変えたくて、私は物語の中に入り込んだ。
だけど桜姫は待つと言って聞かない。
「桜姫、このまま王子が来なかったら？」
「来ますよ。絶対に」
桜姫は笑顔で答えた。
私たちは色々な話をした。
歌も教えてもらった。
楽しかった。
でもタイムリミットが来て、私は物語から追い出された。
私はすぐに絵本のページをめくった。
物語はあまり変わっていなかった。
でも桜姫の最後は笑顔だった。
桜姫は__長い眠りに…
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