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エーミール

「ん…(朝がまた来た…)」


エーミール

「はぁ…(今日も…か…)」


エーミール

「(もう…学校に行きたくない…)」


エーミール

「はぁ…」


エーミール

「…また…虐められるのか…」

________________

エーミール

「あ…手紙だ…(置き手紙か…?)」


エーミール

「えっと…」


________________

皆へ


お母さんとお父さんは、

ちょっと急な用事ができたので

でかけます。

朝ごはんは置いてあるので、

食べて、学校に行ってね


母さんと父さんより

________________


エーミール

「でかけてるのか…」


エーミール

「…さっさと食べて出かけよ」


ショッピ

「ん…」


ショッピ

「あ…エーミールやん…」


エーミール

「ショッピ?どうしたの…?」


ショッピ

「よかった…まだ学校に行ってなかった…」


ショッピ

「今日、一緒に学校へ行きませんか…?」


エーミール

「え…」


エーミール

「どうして…」


ショッピ

「たまにはいいかな…と」


エーミール

「…わかった」


ショッピ

「(第1関門…クリア…)」

________________

テオ

「じゃあ、クラスがエーミールと近いのは誰?」


ショッピ

「学年は違うけど…」


ショッピ

「1−Cと2−Aは近いですね」


テオ

「じゃあ、ショッピ。お願いできる?」


ショッピ

「っす!」


テオ

「とにかく、まずは一緒に登校して」


テオ

「周りの人の行動、言葉を見逃さないで」


テオ

「他の人も、こっそり監視して」


テオ

「エーミールを守ってちょうだい」


弟達「おう!」

________________

トコトコ…


モブ

「あ!イケメン兄弟たちだ!」


モブ

「かっこいいよね〜」


ショッピ

「…(今の所、怪しい人は居ない…か)」


エーミール

「…?ショッピ…?どうしたん…?」


ショッピ

「ん?あぁ!なんにもないっすw」


ショッピ

「でもまぁ…噂されるのは気になりますが…」


エーミール

「確かに…w」


ショッピ

「(怪しまれたら誤魔化す…あってるよね…)」


ショッピ

「(姉ちゃん…)」


モブ

「あ…茶だ…」


ショッピ

「!」


モブ

「今日はどう虐めてあげましょうね…w」


ショッピ

「…(今…はっきりと聞こえた…)」


ショッピ

「(エーミールは…)」


エーミール

「…ぁ、蝶…」


ショッピ

「(気付いていないみたいだな…)」


ショッピ

「(とにかく…)」

________________

LINE✉


ショッピ

『居ました。いじめっ子』


テオ

『本当?』


ショッピ

『はい。紫のピン。』


ショッピ

『ピンクのピアス』


ショッピ

『毛先がちょっとベージュ色の女です』


ショッピ

『それに、その近くに』


ショッピ

『前の姉貴たちが居ました』


テオ

『なるほど』


テオ

『引き続きお願いね』


ショッピ

『っす!』

私、姉になりました

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