テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
太陽が爽やかに照りつける午後15時。踊るだけの世界会議モドキを繰り広げるには丁度良い日。
そんな日の会議終了後、私は毎度の如く友人に話しかけていた。
「さて日本、浮かない顔をしていますが何かあったんですか?話せることなら聞いてあげますが。」
「アー⋯まぁ、ハイ。そうなんですけど、言って良いのかなぁ⋯だいぶ間抜けな話なんですケド。」
「感覚遮断落とし穴作ろうとしてポカした時点でだいぶ間抜けでは?」
彼は少し前、眠れない日が続いたのか何なのか感覚遮断落とし穴を作ろうとしていた。まぁ勿論失敗して面白い事になったのだが。
「凄い、それを言われると何も言い返せない。」
そう言いながら、彼は苦虫を噛み潰したような顔をし始めた。(初めてマーマイトを口にした時の顔にも似ている気がする。)
「言い返さなくて良いんですがね。で、どうしたんですか ?」
「⋯リックロール(※)に引っかかりました。」
「それはまた⋯ちなみに、何を見ようとしたんですか?」
そう聞くと、彼は一拍置いてから話し始めた。
「⋯秘蔵のHなお姉さんの動画って言われて送られてきたリンクを開いたらこのザマですよ。ネバゴナビブユーアーップ!って、こっちの気持ちはファッキューシャラップ!だが。」
「ハハッ⋯失敬。で、それは誰から?」
少し笑いが漏れたが、これは仕方ないだろう。面白過ぎる。
「貴方の親父さんですよ。イングランド=サン。」
「流れ変わってきたな。一緒に殴りに行きますか?」
自分の身内が関わっているとなれば流石に話が違う。というか、父親の秘蔵ファイルとか気になりすぎる。まぁ嘘だったらしいが。
「エ、殴って良いんですか?良いなら全然、往復ビンタ位はしたいけど 。」
「良いですよ。なんなら他にも被害者がいるかも知れません。暴動を起こしましょう。」
___
______
「⋯という経緯で乗り込んだんですが、ちゃんと返り討ちに遭いました。熊の着ぐるみを着ていったのが駄目だったんですかね。」
「だからって、なんで私達が回収しなきゃいけないのよ⋯せっかくにゃぽちゃんと遊んでたのに。」
「はぁ⋯せっかくフランスさんと遊んでたのにどうして馬鹿な兄貴を回収する羽目に⋯ぐすん。」
当然の如くイギリス達は追い返され、身内に回収されていくのであった。
______
※リックロールとは、所謂釣りの一種。騙されてリンクをクリックすると、素敵な音楽を聴けるよ!
コメント
1件
第2話もめっちゃ好きだわ〜!リックロールのくだり、まさかイギリスの親父さんが送り主だったとは笑った。しかも「一緒に殴りに行く?」からの熊の着ぐるみで返り討ちって…間抜けすぎて愛おしい。最後にフランスとにゃぽちゃんが回収役で登場する緩さも最高。キャラ同士の距離感が絶妙で、毎回クスッと来るわ。次はどんなトラブルが起きるのか楽しみにしてる🔥
#カンヒュ
カビた食パンの欠片
13,434
貝藻
53
#逆襲
洛
23,203