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要は、姫之の攻撃を避けた。
「…死ぬ訳ねぇだろ…」
紙一重というやつだ。
「…避けるか…」
しっぽを、揺らすのをやめた。
「なんだ?…当てられないと思って、振るのをやめたか?…」
要は、驚く。
何故…急に、しっぽを振るのをやめたのか。
振って、当たれば、要に勝てるのに。
「…舐めプかよ…」
目が紅く光る。
時が止まった。
世界が灰色に染まる。
自分以外が、1mmも動かない。
「妖炎…」
燃やし続ける。
姫之は、動けない状態で、ずっと…妖炎で燃やされた。
「俺の勝ちだ…」
そして、時止めを解除する。
すると、姫之は、いない。
「は…?」
消えた。
どこにいるか探した。
後ろにいた。
そして、遅かった。
グサっ!と、刺さった。
不死殺しのしっぽが、要の腹を刺した。
「…あぁ…そういう…ことね…?……」
体が恐ろしく冷える。
体の重力が、下に落ちた。
「油断……した…それを……狙ったのか…」
要のその言葉に、姫之は、笑った。
「あぁ!…そうじゃ、騙した…お主を、確実に倒すためにな!」
姫之が隙をみせた。
「…」
霊弾・極
姫之の世界が、変わる。
目がぐらつく。
「お前こそ…騙されたな…」
姫之を鼻で笑った。
「俺の霊弾を、至近距離で撃たれて…しかも…急所に当たった…」
そして、深呼吸を、した。
そのあと、ため息をこぼし。
「…強かった……俺が修行してなくて、しかも、こんなに成長が早くなければ、俺は…確実に負けてた…」
事実を、告げた。
姫之は、絶望していた。
そして、要も、終わりだ。
死にかけている。
「はぁ…息も途切れそうだ……あぁ…」
そして、言葉先輩の言葉を思い出した。
要だった。
「あぁ、生存パーティしようって…言ったのに…くそぉ…」
体を仰向けにする。
手を上に向けた。
「ごめん…」
涙が出る。
「言葉先輩…ごめん…約束…破った…」
その瞬間、歩く音が聞こえて来た。
そして、その声に驚いた。
「な…なんでここに…」
要の、死んだはずの家族達だった。
「姉ちゃん……母さん……父さん……」
要は、わかった……自分が死んだから、現れたんだと思った。
「…はぁ…俺、死んじゃったや…」
家族に愚痴をこぼす。
「そっか…頑張ったね…偉いよ」
姉が要を褒める。
「辛くなれば、私達を頼ればいいのよ…なんてったって…家族なんだからね…」
要に、向かって母が、言った。
「ありがとう…」
父は、相変わらず無口だ…。
「……よく頑張った…」
無口な父の、精一杯の、息子を褒めるという行動をした。
要は、泣いた。
「……本当は、死にたくないよ…」
涙がポロポロ出る。
「あぁ…神様が、いるなら…俺を、蘇生させて欲しい…」
口に出して、神様に届くように頑張った。
1度口に出した後、心の中で何回も、祈った。