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#思い出
桃雲うさぎ
291
きゆう
39
僕には年の離れた弟がいる。
名前は結翔、6歳だ。
結翔は白血病にかかっている。
今は治療のために入院していて、よくお見舞いに行く。
少し前までは親が行っていたが、ある時を境に僕に頼むようになった。
僕が顔を見せると、
「わあっ、お兄ちゃん!」
と、目を輝かせて言うものだから、少し面倒だけれど時々好きなお菓子などを持って行くようになった。
僕がお見舞いに行くことが続くと、結翔も気づいたようで、
「パパとママは来ないの?」
と聞くようになった。
「うーん、しばらく来ないかな」
「そっかー……」
と、少し悲しそうな顔をする。
お見舞いに行くと、結翔はいつも色々な話をしてくれる。
「今日はね、看護師さんとアニメの話をしたんだ!」
とか
「クラスの子がお見舞いに来てくれたの!」
とか
「ぬりえしたの!見てー!」
とか。
そんな風に少しのことで喜ぶものだから、それはすごいなと思う。
きっと僕が結翔と同じ生活をしたらゲームや漫画がなくて毎日がつまらないと思うから。
だから病院という狭い世界から早く解放してあげたいと、常々思う。
コメント
1件
うわあ〜〜〜😭💕 第3話、めっちゃ沁みたよ…!! 結翔くんが「お兄ちゃん!」って目を輝かせるシーン、想像しただけで胸きゅん通り越して切なくなる…。 しかも「パパとママは来ないの?」って寂しそうな顔するところ、なんで親が来なくなったのか気になりすぎる…!伏線だよね?? それでも小さなこと喜べる結翔くん、強すぎるし尊すぎるよ…😢✨ 兄として「早く解放してあげたい」って思う気持ち、すごく伝わってきた。続きめっちゃ気になる!!