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2年後

太陽が小学校に入学した。入学式の時、家族総出で行った。張り切って足を高く、手も高く上げて行進していた太陽を3人で笑っていた。

もう啓次郎はハッピーランドのことを思い出すことは少なくなった。平和に過ごす。それが一番で啓次郎は仕事に没頭した。家族を安心して生活できるように。大手企業に入社し、万々歳。それでいい。今の生活を続けていればいい。それだけしか思っていなかった。

そんな時だった。啓次郎がいつものように電車に揺られていると線路上に真っ黒の電車よりも大きなポータルを見つけた。

「はああ!?」

啓次郎はそのポータルに見覚えがあった。

「うわああああ!?」

啓次郎を乗せた電車は避けること無く一直線にそのポータルへ入った。

啓次郎の目線の先は宇宙のように星々が粉のように輝き、周りの建物は薄水色に輝いていた。

「まじかよ…」

そうそれはハッピーランドへの入口だ。

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