はいどーもー。
ハイキューの映画見に行って号泣の うるさいオタクことうるちゃんです。
めっちゃ良かったッッッッッ!!
まぁ、そんなことは置いといて本編どぞ。
それから10分もしないうちに、担任に保健室前に男女列で並ばされた。
『いやあ”っっっつ!!!』
私たちの待っている保健室前は大きな窓があり、そこからは太陽が
我関せずといった様子で光り輝いている。
「仕方ないよ、外の方が暑い。34℃。」
後ろから聞こえてくる心地いいソプラノ音。琥珀だ。
『てかこんなとこで大事な生徒待たせるの酷くない?笑』
「それなw」
心の中でこんなに鼓動が早いのは暑い所為だと、平然を装う。
あぁ、苦しいな。もういっそ二人だけの世界で愛し合えたら、なんて。
暫くした後、私の番が来た。
「はーい、君が最後ね〜。この椅子座って〜。」
保健室は廊下より何倍も涼しく、
思わず香る消毒液の匂いに鼻腔を掠めた。
「あなたは精密検査初めてよね。」
そう、私は2年生なのに精密検査は初めてなのだ。
私は約1年間、引きこもりをしていた。
中学受験した時は、これから刻まれる中学校生活に胸を踊らせていた。
だけど私はクラスに馴染めず、案外あっさり登校を辞めた。
不登校初日の時はなんで休んだろうという焦燥感に襲われていたが、
暫くすると、あまりに大きな焦燥感はいつの間にか心の大きな穴に
変わっていて。ぽっかりと消失感があったのを覚えている。
そんな中学校のスタートラインを切った訳だが、
そんな私にも一筋の光があった。
琥珀だ。
琥珀は所謂、お人好しというやつで。
世話焼きで、誰にも好かれるようなタイプで。
だから私のこともほっとけなかったんだと思う。
教師に嫌々溜まったプリントを回収しに教室に向かっていた時のこと。
私が行きたないなぁ、と立ち止まっていた時にすれ違ったのが、琥珀だった。
『、っ』
「あの、教室の中になにか…?えっと…り…?」
琥珀が漢字が苦手で私の名前を読めなくて、あだ名をつけたんだっけ。
「!!りぃちゃん!って呼んでもいい?」
『…え。い、良いけど。』
これが私と琥珀の初まり。
「、思い出に浸ってるところ悪いけど、検査していい?」
『あ、大丈夫です。』
「(こいついきなり生意気になったな。)、じゃあ始めるから口開けて〜」
『、え』
『待って?!??こんなにぶっとい管口ん中入れんの?!??!ちょまア”ア”ア”ア”!!』
「…君、今までほんとにコットンだった?」
検査が終わって結果を見た瞬間、保健室の先生が険しくなった。
『え、そんなに悪い結果だったんですか?!??!』
「…落ち着いて聞いてね?」
「君、ウォーターです。」
『…..は?』