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家に帰って手を洗って着替えて、スマホを見るとLINEが来ていた。


『明日朝から?昼から?』

驚いた。

萩原の方からLINEが来るのは初めてだ。


『昼からでいい?』


水族館自体は午前から開館する。館内のイルミネーションは午前でも暗い中光るけど、水族館の外にあるイルミネーションは当然夜にだけ光る。だから水族館には夕方くらいに行きたい。



『いいよ』


普段は「ああ」とか「うん」とかだけだが、意外と萩原は文字だと少し優しい言い方になる。


『お昼一緒に食べたいんだけど』

『◼︎◼︎駅で待ち合わせ?』

え、話逸らされた?と思ったら、続けて返信が来た。


『だったらどっか近くの店探しとく』


優しい、やっぱり。


『じゃあ任せる』となんでもないような感じで返したが、内心はすごく嬉しかった。


集合時間なども決めて、会話が終わる感じだ。


スタンプとか送っとく?いや、ここで終わっとくか。

数分迷って、また明日、というスタンプを送ると、萩原もスタンプで返してくれた。バイバイと手を振っている、萩原に似合わない可愛いスタンプだ。


不安と緊張が、少し楽しみに変わった。

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